2022/2/2

追悼Jimmy Johnson 1928-2022  ブルース

ジミー・ジョンソンが亡くなってしまいました。昨年末から脳卒中を起こすなどして体調を崩し心配しておりましたが、今朝所属レーベルのデルマークが1月31日にイリノイ州ハーヴィーの自宅にて他界したと発表しました。彼の公式サイトにも死去を伝えるメッセージが掲載されています。

一時期は集中治療室に入り危険な状態でしたが、その後退院し快方に向かっているとのことだったのですが。

93歳と高齢だったので、大往生と言えるのでしょう。

コロナ流行直前の2019年暮れに、久しぶりの新譜「Every Day Of Your Life」をリリース。この時点で90歳を超えていたのですが、年齢を感じさせない生き生きとした内容。その後もネット上で演奏を展開するなど、健在ぶりを示していただけに、悔しくなります。

1960年代にシングルを2枚ほどリリースしてはいますが、本格的にデビューしたのは50歳のときという遅咲きでした。早くからソロ活動をしていた8歳下のシルとは対照的です。初のアルバムは1978年の「Tobacco Road」ですが、その3年前の1975年に彼はオーティス・ラッシュのセカンド・ギタリストとして来日しています。(Blues Live!というライヴ盤で聴くことができます。)

音や性格もシルとは真逆で、ファンキーなソウルでガンガン行くシルに対し、ジミーはよりブルースにフォーカスして繊細なサウンドを繰り広げました、。僕が以前シルにインタビューした際、ジミーとの違いや思い出について振ったのですが、シルは「あー、彼はもっとブルースだな...」と一言で片づけられてしまった覚えが(笑)。仲が悪いわけではないと思いますが、そんなことより俺のことを話させろということだったのだと思います。

ジミーは1990年にもオーティスと一緒に来日。このときはソロ・アーティストとしてプレイしました。オーティスの調子が悪そうだったので、洗練されたジミーのサウンドが一層際立って響いた記憶があります。その後1999年にもチョコレートクリーム主催のBlues & Soul Revueで来日。このときはゲストにA.C.リードが同行しました。これが来日としては最後だと思います。

2002年にはシルとの共演作もリリースしていますがその後暫く作品はなく、どうしているのかなと思っていたところに前述の久々のアルバムがリリースされたのでした。リリース後に明らかに露出が多くなり、その様子を見る限りでは殆ど昔と変わらないように見えました。率直に「90歳なのにすげーな」と思いました。

デルマークは、彼の病状を連日Facebookに投稿し続けました。亡くなる前の日の投稿では「彼は自宅で心地よく過ごしている」としていました。一夜明けて訃報が...。

やすらかにお休みください。

お悔み状を送りたい人はデルマーク・レコードが受け付けるとのことです。彼らが取りまとめて責任をもってジミーの家族に届けるそうです。
Delmark Records
4121 N. Rockwell Street
Chicago, IL 60618
U.S.A.

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ジミー・ジョンソン公式サイト
https://jimmyjohnsonblues.com/

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公式サイトに掲載されたジミーの死を伝える文章を和訳しました。

ブルース界の伝説的存在であるジミー・ジョンソンが本日2022年1月31日に亡くなったという悲しいお知らせをしなければなりません。
ジミーは夫であり、父であり、兄弟であり、師であり、友人であり、特別な人生を送った素晴らしい人でした。
ジミーは優しく、寛大で、面白く、明るく、愛すべき存在で、賢く、そして並外れた才能を持っていました。彼の愛情と知識は替えのきくものではありませんが、その影響は、彼がその知性と魅力をもって接した無数の人々の中に今後も生き続けるでしょう。
彼の素晴らしき音楽と大切な思い出が、彼を失った辛いこのときにおいて私たちに癒しを与えてくれますように。
ジミー・ジョンソン、私たちはあなたを常に愛しています。あなたはそれを止めることはできないのです。
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