GLAZED (with The Roomful of Blues)
(US: Black Top BT-1035), 1987
(JP: P-Vine PCD-93034), 2007
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- It All Went Down The Drain
- Your Love Was Never There
- Everybody's Gotta Cry Sometime
- Love Rent
- Three Can Play the Game
- Iron Cupid
- Somebody's Got a Tail!
- I Met a Stranger
- Mardi Gras in The City
- Those Lonely, Lonely Nights
- One Step Beyond Love
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Produced by Hammond Scott and James M. Glasscock
Recorded at Studio Solo, Slidell, Louisiana
Personnel:
Earl King - guitars & vocals, piano (tracks 5 and 11)
Ronnie Earl - guitars
Ron Levy - keyboards
Rory MacLeod - upright & electric bass
John Rossi - drums
Greg Piccolo - tenor sax
Rich Lataille - alto sax
Doug James - baritone sax
Bob Enos - trumpet
Porky Cohen - trombone
1980年代の半ば、ブラックトップのハモンド・スコットに誘われ、ニューオーリンズのクラブ、ティピティーナスへルームフル・オブ・ブルースと観に行ったアール。そのステージに飛び入りし、両者は意気投合。その数ヶ月後にスタジオに入り、このアルバムが完成した。
ルームフルは東海岸のバンドということで、ニューオーリンズ的ビートのうねりが弱いという面あるが、サウンドとしてはホーンセクションも活躍するホットな演奏で、よくできている。曲はロニー・アールとの共作の7.をのぞけば、全てアールひとりのペンによるもので、リメイクである10.以外はこのアルバムのために新たに用意されたものと思われる。ライブでの定番となった1.など、アールの曲作りのセンスは健在だ。
尚、タイトルの"glazed"とは砂糖でコートされたドーナッツのことで、ニューオーリンズのドーナッツ屋Tastee Donutsのメニューにあるもの。アールはこのドーナッツ屋がお気に入りで、よく出かけては、そこで曲作りもしていたという。アルバムのジャケット写真は、そのドーナッツ屋で撮影されている。
本作を含め、ブラックトップからリリースされた3枚のアルバムは、ブラックトップが倒産し廃盤になっていたが、2006年から2007年にかけてにPヴァインより3枚とも再発された。

  
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