DAVE ALVIN - LIVE IN LONG BEACH 1997 (US: RockBeat ROC-CD-3285)
Personnel: Recorded LIve at the Carpenter Performing Arts Center in Cal State University Long Beach, Long Beach, California Release: 2015 ブラスターズで知られるデイヴ・アルヴィンとゲイトらブルースの面々という組み合わせも珍しいが、ゲイトがこんなにフィドルの曲ばかりやっているのも珍しい。バンドはなく、アルヴィンがソロの弾き語りをやった後、ビリー・ボーイとゲイトをそれぞれバッキングするというシンプルな内容。 ゲイトは5曲、クレジットではfiddle and vocalとなっているものの、いずれもインスト。ゲイトがやりそうなケイジャン色の強い"Jambalaya"や"Jolie Blon"は置いといても、カントリー系の"San Antonio Rose"や"Wabash Cannonball"、はたまたお馴染みのビア樽ポルカ("Beer Barrel Polka")まで、他では聴けない曲をやっているのが面白く、演奏内容もゲイトらしいフィドルが堪能できる。 最後の2曲はゲイトはクレジットされていないが、実際はどちらもギターで参加している。"Long Beach Blues"は即席ブルース・ジャムといった趣きで、ジョー・ルイス・ウォーカー(スライド)、アルヴィンに続いて最後のギター・ソロを取っている。"It's A Long Way Home"はゲイト・ファンにはお馴染みの彼のレパートリーで、当然のことながら、彼が歌も歌っている。 最後のジャムだけ参加のジョー・ルイスはちょっと謎なのだが、これ以外に実際は何かやっているのだろうか?ブート音源のセットリストを見る限り、ソロで何かやった形跡はなさそうだが。 あまりにも垢抜けないジャケットにクレジットも間違いがちらほらと、かなりいい加減なリリースではあるが、内容は悪くなく、音もいい。蛇足だがアルヴィンが正面からブルースの弾き語りに取り組んでいる冒頭の6曲もなかなかの聴き応えである。 ゲイトファンへのお薦め度:8
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