自己紹介

陶守 正寛(すもり まさひろ) メールを送る
1967年東京生まれ

現住所:東京都
好きなブルース:
このサイトは、僕の趣味を反映しているので、みてもらえばだいたい判ると思います。当初はシカゴものを多く聴いていたと思いますが、だんだんテキサス、ウェストコースト、ニューオーリンズものにハマりまして、今はそこら辺が一番好きなのかな。あと、ピードモント系もそそられます。

好きな人をあげると:Snooks Eaglin、Snooky Pryor、Gatemouth Brown、Marcia Ball、Sunnyland Slim、Otis Rush、Albert King、Rev. Gary Davis、Washboard Sam、Slim Harpo、Charlie Musselwhite、Fenton Robinson、Charles Brown、Johnny Winter、T-Bone Walkerなどなど



音楽との出会い
小さい頃は音楽への興味と言えば専ら演奏することで、聴くことにはあまり興味がありませんでした。小学生の頃は、独学でエレクトーンを弾き、曲を作るのが好きでした。歌番組は見なかったし、レコードを買うこともまずなかったので、巷でどういう曲がヒット曲しているのか知りませんでした。遠足で歌集を配られても殆ど何も歌えなかったのを覚えてます。

そんな状況が変わったのは12歳の頃。当時僕は、父親の転勤でロサンジェルスに住んでいたのですが、むこうで流行っていた曲や、友達がハマっていた音楽に興味を持ち、急にあれこれ聴くようになりました。そんな中には、レッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、ザ・フー、チープ・トリック、イーグルス、ビリー・ジョエル、リンダ・ロンシュタットなどがありました。K-WEST、KMETなどのロック系のラジオ局(今はどちらもなくなってしまいましたが)から録音して聴いたり、ミュージック・カセットを買ったりしてズブズブと音楽にはまりました。時にして1979年頃のことです。小遣いは少なかったですから、買ってきたカセットは潰れるまで何度も何度も聴きました。

当時よく聴いてたものの中にエルヴィス・プレスリーがあります。これだけは、当時流行ってた訳でもなければ、友達が聴いてた訳でもありませんでした。1977年にエルヴィスが亡くなったときのニュースが記憶に残っていて、そんなすごい人だったのかと、ベスト盤を入手して聴いたのです。今から考えると、僕にとって最初のブルースの下地はこのプレスリーだったのかも知れません。"Heartbreak Hotel"や"Jailhouse Rock"、"Hard Headed Woman"などが大好きでしたが、今を思えば結構ブルースですよね。


ブルース
14歳頃のことですが、エリック・クラプトンやローリング・ストーンズなどを聴いているうちに度々話題に上るブルースに興味を持つようになりました。特にクラプトンの曲の作曲クレジットにRobert Johnson、Elmore Jamesなどの名前が繰り返し出てくることに気づき、彼らは何者だろう?と興味を持ちました。

色んな人の名前が頭に残ったわけですが、まず聴いてみようと思って買った最初のレコードはB.B.キングでした。(Kentの"Boss Of The Blues")一番有名な人からという安直な考えからでした。すごく気に入ったのですが、それまで自分が聴いていたロックの人(特に60年代、70年代)が演るブルースとあまりにも違うので、少々戸惑いもありました。だって、ロックの世界ではブルースというとレイドバックして延々とジャムるというものが多いのに、このB.B.キングのレコードの1曲の短いこと!それだけで衝撃でした。それに、どの曲もすごくきれいに、典型的なシ、ドー!!っていう終り方で終るので、それも新鮮でした。

一度足を踏み入れてしまえば、もう怖いものなしです。高校時代に、次々レコードを買ってロバート・ジョンソン、オーティス・ラッシュ、スリーピー・ジョン・エスティス、ハウリン・ウルフ、と色々な人を聴きました。でもブルースを聴く人は周囲には皆無で(ロック仲間はいたのですが)、それが淋しいといえば淋しかったかな。

高校入学のとき買ってもらったギターは練習したけど苦戦し、しばらくほっぽってありましたが、高3の頃フレディ・キングの"Sings"というアルバムを聴いて感動し、彼のギターのフレーズを夢中で拾っているうちに弾けるようになってきました。なのでフレディは、僕にとってはギターの恩師です。シンプルだけどツボにビシッとはまったプレイは本当に夢中になりました。

そして高3の夏、あのジョン・リー・フッカーが日本にやってきました。東京の郵便貯金ホールでみた彼が、僕にとって初めての生のブルースでした。その貫録、音の深みには大感激でしたよ、ほんと。

で、大学に入ったらブルース一直線とはならずに、なぜか交響楽団に入団。楽器はビオラ。しかし、ビオラもつまびいてブルースをやろうとする始末...。

大学生のとき、初めてシカゴとニューオーリンズに行き、本場の雰囲気に触れて感動。ニューオーリンズはその後も何度も足を運び、すっかりはまることに...。

大学卒業後は、会社勤めをするかたわら音楽ライターもやるようになりました。現在も雑誌「ブルース&ソウル・レコーズ」を中心にぼちぼち書いています。とっくに廃刊ではありますが、1997年には共著でブルースのディスクガイド「200CDブルース」(立風書房)も出版されました。自らもマイペースでバンド、セッションなどにときどき気まぐれで参加したりしますが、現在は完全休業中。

コロナの影響もあり暫くアメリカには行けておりませんが。2023年現在、変わらずブルース&ソウル・レコーズを中心に書き続けております。2022年11月には書籍の翻訳としては初めてとなる「ニューオーリンズR&Bをつくった男 ヒューイ・“ピアノ”・スミス伝〜ロッキング・ニューモニア・ブルース」(DU BOOKS)を出版しました。


使用ギター: Gibson Les Paul STD (Cherry Sunburst)、Fender Japan Strat (White)
使用マシン: MacBook Pro
Macは1990年から使ってます。
(ブルース以外の)愛聴盤:
Derek & The Dominos: Layla And Other Assorted Love Songs
Pink Floyd: The Dark Side Of The Moon
The Eagles: Long Run
The Allman Brothers Band: Live At The Fillmore East
The Guess Who: Canned Wheat
Bob Marley & The Wailers: Exodus
Jo Mama: Jo Mama
Jackson Browne: Late for the Sky
Carole King: Thoroughbred
Foghat: Energized
Led Zeppelin: Led Zeppelin II
Los Lobos: ...And A Time To Dance
The Beat Farmers: Tales of the New West
ライターとして関わった本、雑誌など
「200CDブルース」(立風書房, 1997)共著
「来日ブルースマン全記録 1971-2002」(ブルース・インターアクションズ, 2003)共著
「ブルースの世界 オフィシャル・ガイド」(同上, 2004)共著
「ニューオーリンズ・ミュージック・ガイド・ブック」(同上, 2007)共著
「CROSSBEAT Presents ニューオーリンズ・サウンド 追悼:アラン・トゥーサン<シンコー・ミュージック・ムック> (シンコー・ミュージック, 2016)共著
「ブルース&ソウル・レコーズ」(トゥー・ヴァージンズ)
「ブラック・ミュージック・リヴュー」(スペースシャワーネットワーク)
「ギター・マガジン」(リットー・ミュージック)
「プレイヤー」(プレイヤー・コーポレーション)
「ブルース・ギター・ブック」(シンコー・ミュージック)
「ミュージック・マガジン」(ミュージックマガジン社)
「レコード・コレクターズ」(同上)
「Real Blues Magazine」(Real Blues Magazine, Canada)
「パークタワー・ブルース・フェスティバル(アーティスト紹介)」(東京ガス)
「日本アメリカ南部協会(JASS)ニュースレター」(JASS)
「毎日ムック ブルースギター・バイブル」(毎日新聞社, 2012)
「ニューオーリンズR&Bをつくった男 ヒューイ・“ピアノ”・スミス伝〜ロッキング・ニューモニア・ブルース」(DU BOOKS)翻訳-著者John Wirt
その他、CDライナーなど







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