1996 LONG BEACH BLUES FESTIVAL


CELEBRATING BLUES FROM TEXAS
August 31 - September 2
CAL STATE LONG BEACH NORTH ATHLETIC FIELD





今年も懲りずにやってきました、ロング・ビーチ。去年に続きぶるぎんのスタッフ(とは言っても3人しかいないけど)総出で観に行った。今年からアメリカの勤労感謝の日に当たる"Labor Day Weekend"(週末3連休のお休み)に日程を持ってきて、今まで2日のイベントだったのを3日間にするという、規模拡大が行われた。それがビジネスとして吉と出たか凶と出たかは知らないが、ラインアップが強烈だったのは事実だ。アメリカの州の中でも「独立国」と言われるほど独特な雰囲気を持つテキサスをテーマとし、これでもかとばかりに強者を揃えてきた。

期待に胸を躍らせ、ロサンジェルス空港に降り立ったのは前日の8月30日。その日は適当に休みつつ、夜は近くのスーパーまで食料、サンオイルなどの買い出しに出掛け、フェスティバルに備える。

さて、フェス初日。時差ボケでくらくらしている身体に、ムチを打つように起きたのは朝の6時ごろ。開演は11時なのに、何でこんなに早く起きるかというと、会場では激しい場所取り合戦が繰り広げられるからだ。何せ一日フェスティバル・グラウンドにいることになるわけだから、少しでも快適な位置をキープしたいと思うのは、皆同じ。アイス・チェストに食料を詰め、場所取りの毛布、椅子などを車に乗せていざ出発!眠いけど行くぜ!

会場の入り口に辿り着いたのは、朝7時を延わった頃だった。すでに100人をゆうに超す長蛇の列が出来ていた。何せ列の一番前の人は4時過ぎから並んでいるのだ。その気合いには、全く恐れ入る。列にいる人から「よう!久しぶり。元気か?」と次々に声を掛けられた。こんな朝早くから来ている人は、殆どが常連ばかりだ。僕は、このフェスティバルには85年から殆ど毎年欠かさずに来ているので、お馴染みの顔も多い。彼らとの再会を喜び合いながら、列の後方に向かった。

8時30分、ゲートから人が入り始める。僕も荷物チェックを受け、会場に入った。毛布を敷き、荷物を置いて場所を確保すると、11時までの暫くの間、ピクニックをしながらのんびり開演を待つ。新聞を読んだり、朝食を食べたり、皆それぞれのどかな時間を過ごしている。

開演の11時に近づくに連れ、徐々に客も増えて行き、段々と気分も昂揚してきた。そして迎えた開演時刻。フェスティバルの始まりだ!

Text & Photographs by Masahiro Sumori



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