今、さりげにセイクリッド・スティールが熱い!
本年の「ブルースパラダイス」の主役は、“聖なるギター(Sacred Steel)”です。このセイクリッド・スティールとは、フロリダのあるキリスト教の宗派が教会で歌うゴスペルにスティール・ギターを持ち込んだスタイルで、その起源は1930年代にまでさかのぼります。スライド・バーで奏されるスティール・ギターは人の声のように響き、独特の高揚感を作りだすことによって、教会では精霊を讚えて来たのです。
ロバート・ランドルフと並び、セイクリッド・スティールの代表格的存在がこのキャンベル・ブラザーズです。その名の通り、ニューヨーク州ロチェスター出身のキャンベル家の兄弟達が中心となって、結成されました。チャック・キャンベルとダリック・キャンベルという2人のスティール・ギターの名手を中心に、黒人教会での生々しい興奮をそのまま日本に運んできてくれるでしょう。
そんな彼らに対し、日本からは、鬼ころしとRainey' Bandが迎え撃ちます。Smokin' Guitar TAMEを中心とした鬼ころし、またバブルガム・ブラザーズでギターを弾いてたKaz南沢、Bob斉藤(sax)等のRainey's Band、ともに実力派のバンドです。彼らの演奏もぜひお楽しみに!
|