JUNIOR WELLS
1934 - 1998


Junior Wells


ジュニア・ウェルズが1998年1月15日の晩、亡くなりました。8月にガンと診断され入院したジュニアでしたが、9月の上旬に発作を起こして昏睡状態に陥り、危険な状態が続いていました。昏睡状態に陥った直後には「死亡」という誤報がかなりの広範囲に流れて流れたりもしましたが、今回はマネージャーのマーティー・サルツマン氏から正式な発表がありました。少しずつ回復しているとも伝えられていたし、本当に残念です。日本のブルーノートで元気な姿を見せてくれたのが、1年前。人の命って本当にはかないものですね。

ジュニア・ウェルズは、本名エイモス・ブレイクモア、1934年12月9日メンフィス生まれ。ジュニア・パーカーを聴いてハーモニカを学び、12歳でシカゴに出る。1952年にリトル・ウォルターの後がまとして、マディー・ウォーターズのバンドに参加。その後、バディー・ガイとのデュオで名を上げた。

アルバム"On Tap"などで聴かれるファンキーから、彼は「ブルース界のJB」とも言われている。"Watch Me Move"とか本当にカッコいい。またひとりブルースの大物が逝ってしまいました。新年早々暗い気持ちにさせますが、ごめい福を祈りましょう。
(1998.1.16記)


Southside Blues Jam
"Southside Blues Jam"




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