EXTRA! New Orleans Jazz Festival 1996 News
ニューオーリンズ・ジャズフェス1996 速報版


毎日ライブの強行軍!ニューオーリンズから帰ってきたぞぉ。

陶守てんや&わんや



陶守わんや:
(以下W)

いやー、疲れましたね。私はジャズフェスは初体験でしたが...

陶守てんや:
(以下T)

はい、わたし腰痛くなっちゃいました。もう若くはないですね、いつまでも。
じゃなっくて、今年も人出がすごかったんです。特にヴァン・モリソンの出た5月4日。

W:1日で91、000人も来たんですってね。いやー、驚きました。記録更新だそうですよ。通路も人でいっぱいで、移動が大変でしたからね、あの日は。初日の26日は、フィッシュという現代版グレイトフル・デッドとも言われているバンドがでたせいで、会場は若いヒッピーでいっぱいでした。深夜のバーボン・ストリートは、そんな連中が酒の海に浸って寝ていて異様でした。でもずっと天気がよくてよかったですね。おかげで真っ黒に焼けてしまいましたけど。ところで、てんやさんは、今年で3回目のジャズフェスですが、今年は誰がよかったですか?

T:いきなり、振ってきましたか。そうですねぇ、去年からこの時期N.O.に戻ってきてる、ジガブー(ジョー・モデリステ)を観れたのが嬉しかったですね。(4/27, Cafe Istanbul)去年はイマイチというはなしもありましたが、今年はバティステ兄弟たちがバックアップ。よかったです。このときから腰が痛いんだけど...その日は、向かいのCafe Brasilで山岸さんも加わったワイルド・マグノリアスもやってて、ふぉんく濃度高かったです。わんやさんは?

W:10年ぶりにアール・キングのライブが観れたのが嬉しかったですね。相変わらずというか、すごく不器用そうなんだけど、彼にしか出せない独特のノリを持ってるんですよね。感動しました。いいんですよ、彼の場合チューニングが狂ってたって。"
Let The Good Times Roll"カッコよかったなぁ。後は、文句なしに楽しいダンス・ミュージックでのせてくれた、ブーズー・シェイビスかな?ジイちゃん、まだまだやるねぇってね(笑)。

T:ザディコも色々あるんですよね。バックウィートとかいい意味でポップで。2メートル近くあるというボー・ジョックは、ホントにデカかった。でもフェアグラウンズでは、帽子に花飾ってました。

W:ボー・ジョックと言えばギタリストが新しくなってたんですが、テランス・シミエンのバンドにいた人なんですよね。"スライ"って呼ばれている。今更使うか!って感じのトーク・ボックスを使いまくったプレイが最高でした。結構弾きまくってたし。しかし、これはしょうがないと言えばそれまでなんですが、同じ時間にいろんな人が重なってて観れなかった人も多くて残念でした。

T:久々の新譜を自分のレーベルから出したアラン・トゥーサンなんかも観ておきたかったんですが。結局チャカ・カーンも観るのやめちゃったし。今年のジャズフェス記念封筒の図案にもなっていたドク・チータムもちょっとしか観れなかったし...

W:でも、観たじゃないですか。ルイジアナ・ミュージック・ファクトリーで。レコード屋の店頭でサイン会をやっていたという。でも、同時にインストアのライブでスヌークス・イーグリンがやってたりしたんですよね。

T:そう、ジャズフェスの会場以外でも、そうやっていろんなところでライブとかをやってるんですよね。色々観てまわるのは、体力がいります。その分食べたけど。ニューオーリンズは、本当にたべものがおいしいですよね。日本人の口にあうというか。

W:生ガキは毎日食べてしまいました。ガンボもジャンバラヤもおいしかったし。ジャズフェス会場の食べ物もなかなかなんですよね。やはり、食文化は、立派なN.O.のヘリテッジなんでしょうね。

T:ついつい食べ過ぎてしまいました。ちなみにこの「てんや、わんや対談」はとりあえずのジャズフェス速報だったんじゃなかったでしたっけ?それにしては、随分話してしまいしました。ブルース銀座には、そのうち日を追った詳細なレポートものるようですし、とりあえず今日のところはここら辺にしときますか?ところで、わんやさん、来年はどうされます?

W:うーん、行きたいなぁ。よーし、金ためるぞぉ。



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