• 4月27日(土)

    僕らは、ジャズフェス初日となる26日の夕方に現地に到着したのでその日は観に行けず、この27日が初日となった。26日は、フィッシュというネオ・ヒッピー系のバンドが出たため、会場は「フィッシュヘッズ」と呼ばれるヤング・ヒッピーでごった返していたようだ。

    天気は快晴!やった!さあいくぞ、とばかり気合を入れてフェアグラウンズに向かう。到着したのは1時過ぎ。11時頃から音楽は始まっていたのだが。さすが、時差ボケと前日のライブが遅かったことで、これが限界かな?でも、入り口ではまだまだ入ろうとする人が沢山いた。

    ポラロイド・ステージの側の入り口から入って、まずはそこから一番遠いレイバン・ステージを目指す。サニー・ランドレス(Ray Banステージ、12:30)がまだひょっとしてやってるかも。一目散に駆けていくと遠くの人だかりの方からぎゅいいいーん!!というスライドの調べが!サニーだ。間に合った。わーい。3曲位しか観れなかったが、サニーは想像以上にルイジアナに根差した音楽を展開していた。ウォッシュボードの人もいたし...。彼の弾いていたファイヤーバードがカッコよかった。

    この日よかったのはエディ・ボー(House Of Bluesステージ、16:35)かな?全部観れはしなかったけど、元気でした。ピアノの気持ちよくはねてるし、声も張り上げる人じゃないけど調子よさそう。バンドもよかった。ホーン・セクションがファンキーなんだよね。何の曲をやったかはよく覚えてないけど、結構スタンダードが多かったような気がするなぁ。因みにエディー・ボーは、5月1日にドリーム・パレスでも観たので、そちらのレポートも観てね。

    バックウィート・ザディコ(RayBanステージ、15:30)もよかった。ラストにジミヘンの"Hey Joe"をやっちゃうとこなんか、やはりザディコの中では異色というかロックよりなところを向いてるんだよね。でも"Hey, Good Lookin'"あたりの曲のポップなセンスも好きだな。この曲では、観客が合唱してました。もちろん、僕も歌った。でもふと思ったのは、ステージで暴れまくる人が多いザディコのなかで、結構彼は落ち着き払っているということかな。でも、パワーがないという意味ではないので誤解のないように!

    バックウィートとほぼ同時刻にやってたのが地元の名ドラマー、ハーマン・アーネストのバンド(House Of Bluesステージ、15:10)。最初の方しか観れなかったけど、何かデモ演奏のようで面白みはあまりなかった。もちろんうまいし、悪くはないんだけどね。途中、シェリー・モートンという女性歌手が出てきた。この人も地元の人らしいが、アーマ・トーマス系のR&Bボーカルを聴かせてくれた。やる曲もアリサの"Baby, I Love You"やステイプルズの"I'll Take You There"など、それっぽいもの。でももう少しパワーが欲しいと言ったら酷?

    ジュニア・ウェルズ(Ray Banステージ、14:00)も観た。日本にも結構来てる彼は、今年がジャズフェス・デビューだそうだ。意外と言えば意外。ラフな格好で出てきたウェルズは、1曲目"Broke And Hungry"からファンキーなノリ全開!さすが、ブルースのJBと言われるだけはある。"Messin' With The Kid"もカッコよかったぜ!

    この日は、シリル・ネヴィルアップタウン・オールスターズ(Congo Square、18:00)で最後を締めることにした。
    いや、これも考えあぐねた結果だったのだが、結局はあっちこっちはしごしてしまった。だって、選択肢は他にオールマン、ウェイン・トゥープス、ウィントン・マルサリス、サミー・バーフェクトなど、まだ2日目なのにすごく豪華なんだから、迷うのも無理ないでしょ?

    シリルのバンドは、パワフルなレゲエが相変わらず健在。でも、やはりこの日の客はオールマン目当てなのか、ここにはあまり人がいなかった。おかげでよく観れたけど。でもそんな僕も、彼らがあの"Big Chief"を演り出したころ「ウォー!」と喜びつつも、他のステージが気になり、

    Polaroidステージにウェイン・トゥープスを覗きにいく。結構ドラムもバシバシ叩いていて、パワフルなステージを展開していたトゥープス。バンド名のZydecajunと言うバンド名が納得できる、ケイジャン、ザディコのミックス音楽が気持ちよかった。でも僕はすぐまた、シリルを聴きに戻ってしまった。

    オールマン・ブラザーズ(Ray Banステージ、17:40)は、前日観てたのでパスしたが、音が大きいので移動中に遠くから聞こえてきた。すると、それは昨夜演ってなかった"Ramblin' Man"ではないか!うう、ちょっと悔しかったけど、昨夜は"Midnight Rider"が聴けたからよしとしよう。演奏時間も当然昨夜のものの方が長いはず。

    ウィントン(WWOZ Jazz Tent、17:40)は観れなかったが、観た人の話しではすごい人だかりで、テントに寄ることも出来ないほどだったとか。音は?というと、正統派ジャズ、とことだった。

    サミー・バーフェクト&ザ・ディメンジョン・オブ・フェイス(Rhodes Gospel Tent、18:15)も観たかったがこのように重なっている状況で、仕方なくパス。ブラックトップのアーティストのバックでよくオルガンを弾いてる人だが、自分のバンドはゴスペルなのね。聴いてみたかった。ちょっと残念。

    この他、この日観れなかった人たちは、ダーティー・ダズン(Polaroidステージ、14:45)ウォルター・ウルフマン・ワシントン(Polaroidステージ、16:15)など。ダーティー・ダズンは、「ブラス・バンド」が名前から落ちる前に一度観ておけばよかったと後悔しており、まぁ今の彼らはいいっか、ということにした。バックウィート、ハーマン・アーネストと重なってたんだからしょうがない。ウォルターも日本で観たし、エディ・ボーと重なってたので観なかった。

    ジャズフェス初日からステージ間をつまみ食い移動し、結構体力を消耗した。照り付ける日ざしがまた体力を奪う。19時頃にこの日のスケジュールは終わったが、晩もホテルの近くの食堂で腹ごしらえをした後、10時過ぎからライブ・ハウスへと繰り出したのだった。ひょえー!!


    トップページ

    まず読んでね!

    4月27日 4月28日 5月2日 5月3日 5月4日 5月5日

    フェアグラウンズ以外のコンサート 便利情報諸々 まっぷ

    ニューオーリンズ・リンク集





    ブル銀へ

    Blues Ginza

    Copyright(c) Blues Ginza. All Rights Reserved.

    inserted by FC2 system