Dance, Bob, Dance!
ちょっと、オマケのコーナーです。今年のジャズフェスで、アーティストの演奏以外に皆の目を奪ったのは自称ビートル・ボブというダンサーだった。この男、突如ステージ脇に現れては演奏者の影が薄くなるほどの強烈な踊りを繰り広げていたのだ。
踊る、おどる、オドル、ビートル・ボブ!
そのマッシュルーム・カットにモッズ系のスーツといういでたちは、60年代のイギリス的な雰囲気だが、実は彼セントルイス在住のアメリカ人。あちこちのコンサートに出没する名物男らしい。声を掛けてみたら、きさくなよくしゃべる人だった。セントルイスでDJやライターをやっているという。でも、僕の印象としてはどうしても「ダンサー」なのだが。
前かがみ気味に両手を揺らし、ときおり足のバックキックが入る。独特なダンスだ。うまいとかそんなもんじゃないけど、一度観たら脳裏から離れなくなってしまった。ジャズフェスの会場では至るところでみかけたし、市内のレコード屋の店内ライブでも踊りまくっていた。僕は観そこねてしまったが、フェス会場のイグアナスのライブのときには、メンバーが"Beetle
Bob!!"と叫んで彼を紹介し、彼はステージ中央で踊り狂ったそうだ。いやはや...。
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