New Orleans Jazz Fest 2006
Day 1: Fri., April 28

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[本日の個人的お品書き]
David Egan, Anders Osborne, J. Monque'D, Bryan Lee, Vivaz, Keb' Mo', Pinettes Brass Band, The Bester Singers, Bob Dylan, Charmaine Neville, Sunpie Barnes & The Louisiana Sunspots, Terrance Simien & The Zydeco Experience, BeauSoleil, Dr. John

いざ会場内へ!

ポスターを買うために長蛇の列が

外は晴天だ。時差ボケもあって結構早く起きたのだが、やはり子連れは何かと時間がかかる。会場についたのは、開演時刻を過ぎた11時半頃だった。メインの入場口に着くと、あまりの人の多さにビックリ!あちこちに長蛇の列ができていて、どこに並んでいいのかも判らない状態。デイヴィッド・イーガン (11:20am, Acura)がみたかったのだが、この時点で半ば諦め気味。結局、券を買って中には入るまでに30分もかかった。イーガンがやっているアキュラ・ステージへ足早に向かうと、演奏が聞こえる!まだやっていた。しかし、まさにそこについたところで、演奏が終わってしまった。"Thank you!"といって去って行くイーガンの声は聞こえたが、その姿すら拝めなかった。(涙)

Anders Osborneしかし、済んでしまったものはしょうがない。ジャンバラヤを買って腹ごしらえをしつつ次に備える。同じステージで続いて登場するアンダース・オズボーン (12:30pm, Acura)だ。バンドに目を向けるとジョン・グロウ(key.)、カーク・ジョセフ(sousaphone)、ティム・グリーン(sax)と有名どころが並んでいる。僕はアンダースを見るのは久々だったが、最近はこういうメンバーでやっているようだ。演奏は、"Junco Partner"からスタート。よく知られたこの曲に、アンダースは地元のクラブの名前などを盛り込んだ歌詞を追加し、ニューオリンズへの想いを歌った。そして、ハイライトは新曲と思われるカトリーナのことを歌った曲。「オー、カトリーナ。この美しい街に一体何をしてしまったんだ」との歌詞に、思わずウルウルきてしまった。

ここで、次を見たいので移動。J.モンキD. (1:05pm, Fais Do-Do)に続いて、ブライアン・リー (12:50pm, Southern Comfort)と移動。見たいものが重なるとやたら忙しい。このフェスに来ると毎度のことではあるが。

J.モンキD.はニューオリンズのブルース・ハープのオヤジで、僕は結構ファンなのです。オーソドックスながら軽快なシャッフルを繰り出し、元気なところを見せてくれた。ギターをやってたのは、レイフル・ニールJr.。そう、あのハーピスト、レイフル・ニールの息子だった。2年前にジャズフェスで彼のソロ・ステージをみたなぁ、そう言えば。

ブライアン・リーは、僕が着いたとき、なんとオールマン・ブラザーズの"Whipping Post"を熱唱していた。なんか、このところ段々とロック色を強めているんじゃない?僕は大好きな曲で彼の演奏も悪くなかったけど、ブライアンに関しては、僕はジャンプ・ストリート・ファイブでスウィングしていた頃が一番好き!でも、彼も元気そうで何よりだ。とりあえずカトリーナ後なので、地元ミュージシャンの元気な姿を見ると、それだけでほっとする、それが素直な気持ちだった。

Bryan Leeブライアン終了後、そのまま残ってジョニー・スケッチ (2:15pm, Southern Comfort)を観たいという気持ちもあったが、とりあえず、またアキュラ・ステージの方向に向かって移動。ケブ・モー (1:50pm, Acura)が出る予定になっていたからだ。途中コンゴ・スクエアで、ヴィヴァス (2:00pm, Congo Square)をしばし見る。前回2004年に来たとき知った地元のサルサ・バンドで、いい雰囲気を出していたが、ここのギタリスト、ちょっとギター弾きまくり過ぎじゃない?

ケブ・モーは、メイン・ステージに登場ということもあり、バンド付きだろうと勝手に思っていたのだが、ギタリストがもう一人いるだけのアクースティック・デュオだった。終盤の3曲くらいしか見れなかったけど、ほのぼのした空気を生んでいた。地味ではあったけど、ケブらしいステージだったんじゃないかな。

Bob Dylan彼の次はボブ・ディラン (3:35pm, Acura)が登場する予定だった。そのままセットチェンジの間待っているのももったいないので、食べものを買いにぶらぶら。マファレッタ・サンドをほお張りながら歩いていると、通りがかりにピネッツ・ブラス・バンド (3:00pm, Jazz & Heritage)の演奏が聴こえてきた。全員女性のバンドで、"Mardi Gras In New Orleans"をやっていたが、特に面白くはなく普通だったかな。ありきたりの学校のブラバンの域を出ていないように思えた。

今度は、ゴスペル・テントを覗きに行く。ここに出演しているゴスペル・グループは、名前を聞いたことがない人たちも多いのだが、過去つまらないライブを見た記憶がない。やはり神を信じるものの力はすごいのか。このとき観たべスター・シンガーズ (3:15pm, Gospel)も例外ではなかった。女性ヴォーカルを中心とした、パワフルな歌声を聴かせてくれた。因みにこのゴスペル・テント、例年ローズという地元の葬儀社がスポンサーになっていたが、今年はカトリーナの影響か、降りたらしい。新たな代わりにスポンサーになっていたのは、保険会社のAIG。うーむ、ゴスペルのスポンサーとしてはビミョーなだなぁ。

Charmaine Nevilleディランをみるため、そそくさとアキュラ・ステージにそそくさと戻った。少々遅れてバンドが演奏を始める。ディランはどこだ?と思っていたら、彼の歌が聴こえてきた。"Maggie's Farm"だ。よく見ると、ディランは地味にキーボードに向かって歌っている。ダミ声が以前より一層ガラガラ声になって、見た目も随分とおじいちゃんになった感じ。冒頭から3曲みたけど、ずっとキーボードに向かっていたよ。ギターは弾かんのか。でも、カッコよかった。ディランは、やっぱディランだね。

このまま彼を観ていたいとも思ったけど、裏番組に気になるものが色々あって、移動。シャーメイン・ネヴィル (3:45pm, Jazz Tent)をちょっとだけ覗いて、テレンス・シミエン (3:30pm, Congo Square)のステージへ。しかし、行ってみると女性が大勢ステージに上がっていて、テレンスはロクにアコーディオンも弾かず、ヘラヘラと宴会状態。うーん、これもなぁ、と隣のサンパイ&ザ・ルイジアナ・サンスポッツ (4:05pm, Fais Do-Do)へ移動。最近彼の長年一緒にやっていたギタリストが亡くなって、今回の演奏は彼に捧げられていたそうだが、なかなか力の入った演奏を展開していた。アコーディオンでアップテンポなブギ系のものをやっても抜群ののりだし、"Loup Garou"のハーモニカもガツンと来るものがあった。コンガを叩いてカリプソ系をやり出しても、違和感がない。彼の場合、自然にいろんな音を繰り出してくるところも最高!

Sunpieサンパイの演奏を聴きつつ、ときどきテレンスの演奏も覗きつつ、コンゴ・スクエア周辺の売店を見つつ、暫く過ごした。娘は、霧が吹き出ているテントにすっかりはまってしまい。霧を浴びまくり「気持ちいい!!」と飛び跳ねていた。その様子をカメラマンに撮られたけど、あれはどこのカメラなんだろ?

続いて観るのは、同じステージに登場するボーソレイユ (5:40pm, Fais Do-Do)かアニー・ディフランコ (5:35pm, Southern Comfort)か、それともアキュラ・ステージに戻ってドクター・ジョン (5:40pm, Acura)かと悩んだが、アニーはすぐそばだったけど、結構混んでいたので止めて、ボーソレイユにしばし聴き入る。彼らを聴くとやっぱルイジアナに来たなぁって感じます。マイケル・ドゥーセのフィドル健在!

BeauSoleilボーソレイユを最後まで観て今日は終わりにしようかと思ったが、ちょっとだけドクター・ジョンも観たくなり、もう7時も近くなってから、遠いアキュラまで移動。最後の部分を観ることができた。彼は、ツアーでは小編成のバンドだが、ニューオリンズでだけは今もホーン・セクションとパーカッション付きでやるので、やはりこれが観たかったのだ。ラストは"Going Back To New Orleans"。これは、やっぱホーンが入ると断然かっこいい。観てよかった。その後、アンコールでスライ&ザ・ファミリー・ストーンの"Thank You (Falettinme Be Mice Elf Again)"もやった。これは珍しいかも。ドクター・ジョンはオルガンを弾き、なかなかファンキーでした。

Dr. Johnこの日、驚いたのは会場の公式ポスターの売店の長蛇の列。今年はファッツ・ドミノの図柄でいい感じなので、ほしいと思ったけど、あまりにも列が長いので断念。夕方になって、列が短くなっていたので並んでみたら「もう売り切れました」だって。あとで聞いた話しでは、ポスターをゲットした人は3時間くらいは並んだらしい。いやいや、ポスターはほしいとは言え、音楽を聴くために$40の入場料を払っているのですよ。それで3時間も無駄にすることは、僕にはできません。観たいライブも多いのに勿体なすぎる!しかし、すごい人気だなぁ、このポスター。数日後、フレンチ・クオーターのポスター屋で見たら、既にプレミアがついて売られていた。定価$59がそこでは$250だった。うー、何たること。

うちらは、結局コンゴ・スクエアのポスター(図柄はモンク・ブードロー)を購入した。これはそれほど競争率は高くなかったみたいだけど、なかなかカッコいいのだ。どこに貼ろうかな。あと、ジャズフェスの記念封筒も買ったよ。これは、今年はアート・ネヴィルが図柄だった。





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