New Orleans Jazz Fest 2006
ジャズフェスについて

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ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバルは「ジャズフェス」の愛称で親しまれています。とは言っても、このフェスはジャズだけのためのイベントではありません。フェス会場には10個ほどのステージが設置され、ジャズはもちろん、ロック、R&Bなど、ありとあらゆるタイプの音楽が朝の11時から7時まで、7日間に渡って展開されます(カトリーナ後の2006、2007年は一日短縮して6日間)。マルディグラ祭と並ぶニューオリンズ最大級のイベントで、例年数十万人規模の集客があります。

このフェスが独特なのは、音楽に限定せずルイジアナの豊かな文化を幅広く紹介する内容になっていることです。会場には多くのブースが設置され、ルイジアナの伝統料理やアート、アクセサリーなどが売られています。料理の実演コーナーや、アートのギャラリーもあります。料理はルイジアナの名店が出店し、ガンボ、エトゥフェー、ザリガニ料理、ポーボーイ・サンドからベニエ・ドーナツ、寿司にいたるまで盛りだくさん。食い道楽にはたまらないフェスです。コンゴ・スクエア・ステージでは、アフリカ音楽やレゲエ、ラテン、ヒップホップなどの音楽も聴くことができます。

フェイドードー、ジャズ&ヘリテッジといったステージでは、ケイジャンやザディコ、ブラスバンドといったニューオリンズとルイジアナ土着の音楽を中心としたプログラムが組まれています。メイン・ステージで有名アーティストを堪能するのももちろんいいですが、ジャズフェスに行ったら、これらのステージで是非ルイジアナのサウンドに触れてほしいと思います。音楽を中心とした、一大ルイジアナ文化祭といった赴きが楽しいのです。

◆2006年のステージ構成 [ 会場マップ ]
ステージ名概要
1Acuraメインのステージで、目玉となる大物が出演
2Southern Comfortもう一つのメイン。Acuraとは反対側にある
3 Congo Squareワールド系を中心としたラインアップ
4Jazz Tentその名の通りジャズです
5Economy Hall Tentこれもジャズだけど、よりトラディショナルなもの中心
6Fais Do-Doザディコ、ケイジャン音楽中心
7Gospel Tent終日ゴスペルをやっている
8Jazz & Heritage地元のミュージシャンをハイライト
9Lagniappeインタビューや小編成のバンドなど
10Kids Tent子ども向けのパフォーマンス

ジャズフェスは、2006年で37回目を迎えました。第1回のフェス開催は、1970年4月。ニューポート・ジャズ・フェスティバルとニューポート・フォーク・フェスティバルを監督したことで知られるジョージ・ウェインをプロデューサーに迎え、彼がルイジアナ音楽に造詣が深いクイント・ディヴィス、アリソン・マイナーとチームを組む形で、フェスを企画しました。アリソン・マイナーは1995年に亡くなってしまいましたが、ウェインとデイヴィスは今日も健在です。特にデイヴィスは、フェスの企画に主動的な役割を果たし続けています。

会場となるのは、市の中心街から北東に3キロほど行ったところにあるファエグラウンズ競馬場。アメリカで一番古い競馬場だそうです。1972年からこの会場で開催されています。

2006年のジャズフェスは、ハリケーン被災後初の開催とあって、ステージがひとつ減り開催期間が一日短縮されるなど、若干の規模縮小となったものの、幸い好天にも恵まれ客足はまずまずだったようです。

開催時期が日本のゴールデン・ウィークと重なるので、例年日本からも多くの音楽ファンがこのフェスに訪れているようです。このフェスでは、どんな音楽の趣味を持つ人でも、きっと好みのサウンドが見つかることと思います。日本から決して近くはないですが、是非一度足を運んでみてください!





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