"DOUBLE TROUBLE" - LIVE CAMBRIDGE 1973
(US: RockBeat ROC-CD-3320)


  1. Intro - Watermelon Man
  2. It Takes Time
  3. I Can't Quit You Baby
  4. Keep On Loving Me Baby
  5. Popcorn
  6. Gambler's Blues
  7. Why I Sing The Blues
  8. Please Love Me
  9. Double Trouble
  10. I Think It's Gonna Work Out Fine
  11. Please, Please, Please

Cambridge 1973

Personnel:
Otis Rush - guitar, vocals
Ernest Gatewood - bass
Little Bo - tenor saxophone
Bob Richards - Drums


Produced by James Austin, Rick Bates
Recorded Live at Joe's Place, Cambridge, Massachusetts on May 4, 1973
Released: 2015

2015年になってから初めて登場した秘蔵ライヴ音源。ボストンに隣接するケンブリッジにかつて存在したジョーズ・プレイスというクラブでの収録だ。どういう場所かはわからないが、60年代から70年代初頭にかけて、ブルースやロック系の人たちが結構出演していたようで、海賊版も含めると、ブルース・スプリングスティーン、ハウリン・ウルフ、ハウンド・ドッグ・テイラー、アルバート・コリンズなど、このお店でのライヴ盤は色々とある。

このレコーディングの特徴は珍しい曲が多いことだろう。2、3、4、6、9あたりはラッシュとしては定番だが、それ以外の曲はあまり他では聴くことがないものが多い。5、11とジェイムズ・ブラウンの曲が2曲入っているのは面白いが、5はインストでギターは明らかにラッシュではないように思う。セカンド・ギターはクレジットされておらず、では誰?はわからないのだが。また、全体を通りしてピアノの音も聞こえるがこちらもクレジットはなし。冒頭のラッシュ本人の語りの中でメンバー紹介をしており、そこで紹介されなかったメンバーが実際にはいたのだろう。

レコーディングされた1973年といえば、1971年にレコーディングされた「Right Place, Wrong Time」がお蔵入りとなり、作品を出せずにいた状況。その後、1974年にブラック&ブルー(「Screamin' & Cryin'」)、1975年にデルマーク(「Cold Day In Hell」)と作品をリリースしているが、それらの作品よりはこちらの方がずっと調子は良さそうに思える。


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