CHICAGO BLUES FESTIVAL 2001
(JP: P-Vine PCD-24222)
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- I Got My Mojo Working
- I Wonder Why (Will My Woman Be Home Tonight)
- Keep On Loving Me Baby
- Walking theBack Street And Crying
- All Your Love (I Miss Loving)
- Looking Back (Take A Look Behind)
- You Fired Yourself
- So Many Roads
- Crosscut Saw
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Personnel:
Otis Rush - vocals, guitar
Bob Levis - rhythm guitar
Martin Sammon - keyboards
Harlan Terson - bass
Raymond Stewart - drums
Willie Henderson - baritone
Larry Weathersby - tenor
Willie Woods - trombone
Burgess Gardner - trumpet
Produced by Masaki Rush
Recorded on June 9, 2001 at the Chicago Blues Festival
Released: 2009
2009年になってから登場した未発表ライブ音源。2001年、地元シカゴ・ブルース・フェスで収録されたものだ。この3年後には脳梗塞で倒れてしまったオーティスだが、ここではそんな気配は全く感じさせない気迫に溢れたプレイを聴かせている。オーティスのライブの出来には波があるとよく言われるが、彼が倒れる前の数年間は、僕が見た範囲でも外れがなく、非常に調子がよかったのを思い出す。バックを務めるのはBob LevisやHarlan Tersonなど、オーティスとやり慣れたメンツが中心で、ホーンセクションも付いた豪華版で申し分ない。選曲は、殆どがオーティスのライブでは定番と言えるもので珍しいものはないが、その分「これぞオーティスのライブ!」と言える内容だ。
惜しいのは、オーティスの音がやや埋もれ気味なミックスと、"All Your Love"の歌い出しがオフマイクになってしまっているところくらいか。"All Your Love"は展開部のシャッフルからマイナー調の主題戻って終わるのが通常のパターンだが、ここでは、一度マイナー調に戻ってから、再度シャッフルに突入し、そのまま終わる。これは珍しいかも。

  
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