音楽喫茶・南風BAR Bayou Gate
昔から数多くの音楽バー、ライブハウスがひしめき合う中央線沿線でも、三鷹は長らく、不毛の地だったと言えなくもないですが、そんな三鷹の駅北口に2005年の暮れ、新たなバーが誕生しました。その名は「バイユー・ゲイト」。
長らく阿佐谷チェッカーボードで働いていたマスターの上田さんが、無類のルイジアナ音楽好きっていうことと、「この店」が様々なものの魅力に目覚め、それにバイユーのようにハマリこんで抜けられなくなる入口になってくれればという気持ちで付けた造語だそうです。また、マスターはゲイトマウス・ブラウンの大ファンでもあり、そこら辺と引っかけているのかもしれません。
当初は、ルイジアナの雰囲気溢れるお店にしようと意気込んでいたマスターですが、実際開店してみると、日本酒やおでんがおいしい和風バーに。でも、シュリンプ・エトゥフェや、ルイジアナ風チーズせんべいなど、ルイジアナへのこだわりを感じさせるメニューもしっかりあります。洋食屋厨房で働いていたこともあるマスターですので、料理の味はお墨付き。高知出身の彼のこだわりメニューは酒盗(カツオの内臓の塩辛)を使ったメニューと、高知の地酒。あと、マスターが高知に帰った際には絶対に立ち寄るといううどん屋「二十四万石」直伝の肉うどんがとってもうまいんです。一度食べたら病みつきになります。
そして、このお店の魅力は、そのくつろぎ度にあると言えるでしょう。元チャペルだったという店内は、ソファーもある、自宅の居間?と思わせる居住性の高い作り。週末にはライブもあります。
BLUES BAR、SOUL BARの看板はあえて掲げていません。高知の酒と肴に、少〜しルイジアナ味?なもの等、食べ物の充実した「南風BAR」として営業しています。かかる音楽は、ニューオーリンズもの&ブルースブルースが基本ながら、ロックにサルサなどなど、幅広くかけていく感じです。ちなみに「南風(なんぷう)」とは高知と本州を直接結ぶ特急列車の名前で、そんなところからもマスターのこだわりがうかがえますね。
「ブルース銀座を見て来た」と告げれば、何か一品出してくれるそうです。一度足を運んでみませんか?
音楽喫茶・南風BAR バイユー・ゲイト

  
|