日本一のジャンプ・バンド

吾妻光良&ザ・スウィンギン・バッパーズ

AT 日清パワーステーション

ライブ・レポート

さっく(U−Suck★IKB)


# 長いです。はっきし言って、おまえエエ加減にせぇよなぁってな位長いっす。 けど、書いちゃったモンはしょうがない、カンベンしてねぇ(--;)

 10月12日、新宿は日清パワーステーションにて行われた、我が敬愛する”日本のジャンプ王”こと吾妻光良氏が結成以来12人の大所帯を率いて17年間活動し続けている”日本一”のジャンプ・ブルース・バンド、ザ・スウィンギン・バッパーズのライブに久々に行ってきました。

# ”日本一”は実は日本で一番という意味ではなくて、日本で唯一という意味なのでした(--;) ちなみに、あの小沢健一やPANTAも私はバッパーズの大ファンなのだ!と公言しているそうな。実際PANTA氏は会場にいたし渡辺満里奈が来てたこともあったそうだし....

 そう、あれはいつのことだったでしょうか、2年ほど前、バッパーズが渋谷クワトロでライブをやったことがあったのですが(ちなみにその時に渡辺満里奈が観に来ていたらしい)その日の前日いつものことながら私は大酒を飲んでしまい(--;) 当日のライブのチケットを買ってあった(しかもかなり順番の早い整理番号)にもかかわらず、そんなことをすっかり忘れてしまうほどの二日酔いに苦しみのたうち回り、22時をとうに過ぎてからやっとライブがあったことを思い出して独り寝床で枕を濡らしシーツを噛んで涙したという悲しい思い出があったのですが(更につけ加えるなら、昨年の9月、戦後最大の台風が 上陸するという騒ぎの中、高円寺Jirokichiでライブが敢行されたハズなのですが、こちらも前日に、まぁなんというか、いわゆるひとつの個人的な男女間の悲しい事情にブチ当たってしまい、台風一過で恋も一過、ライブどころではなかったということがあった(--;;))

 実は今回もライブがあるのを知ったのが4日前、ぴあに広告が載っていたのを見ての事だったため本業が多忙な中チケット押さえる暇もなく前日になってしまい、疲れも伴ってヤバいかなと思いつつそれでも結局週末の誘惑にはやはり勝てなかったというか、22時 に鶴見の仕事場から逃げるように帰宅の途についたハズのその足が、気がつくと原宿駅に降り立っており、いつもの神宮前の飲み屋へフラフラと入ってしまったが最後、近所の某レコード会社の酔っ払い軍団にまんまと掴まって、ものの見事に朝までいかがわしいドンチャン騒ぎを巻き起こして大酒飲んだ挙げ句、巣鴨へ帰るハズがナゼか大森から上中里や西日暮里あたりを迷走しつつ、やっとのことで家に辿り着いたのが朝の7時チョイ過ぎ、当然のようにそのままブッ倒れるように惰眠を貪ったのでありました。

 その状態からやっとこさっと起床したら、既にこのところ毎週お約束の夕方5時になっていて、しかも悪夢の再来というかまたもや激しい頭痛を伴っており、ま、まさか、またやっても〜たかっ!もう酒はやめよう....と心にも無いセリフを吐いたのですが、どうやら熱と鼻水鼻づまりもあるということは、これは二日酔いというよりは疲れと風邪が合併した症状である模様と独自に診断、まずは二日酔いでなくて一安心。よぉし今日も飲んじゃうぞぉと心に誓ったのでした(おいおい、そっちのほうがよっぽどヤバいんちゃうんかい!(--;;))以前の混雑ぶりを想像すると、当然当日券なんてあるハズねぇかとタカをくくりつつ、でもやっぱりアレだよなぁ、ダメ元で聞くだけは聞いてみるべぇか、もしも余ってればラッキーだしなぁ、と結局日清パワステに電話してみて当日券の有無を確認すると、意外や意外!電話の向こうのオネーチャンから今日は大量に当日券があるとの嬉し い返事が返ってきた。ををうっ!こうしちゃぁいられねぇぜぇべいべー!とばかりに、愛車ホンダ・スティード400・ナイトクロウラー号通称クロちゃん7歳に跨り、意気揚々と明治通りをスッ飛ばしてイチロ・ニッシン・パワーステーションへと向かったのでありました。

 さて、日清パワステに到着し、B2フロアへの階段を降りていくと、途中のギョーカイ人の魔屈、B1受付前で「あら、さっくじゃないのぉ!」とのうら若いオネーチャンの声、おぉ俺もずいぶん有名になったもんだいやぁ困るなぁ最近はシツコい追っかけが多くってさぁ今日はプライベートなんだからサインはカンベンねぇあ仕事のハナシなら一応事務所通しといてくんなきゃさぁそこんとこヨロシクぅ、とまたもやアホな妄想が頭をよぎるが、オネーチャンの顔をよくよく見てみると、なぁんとぉ!昨夜はいなかったが某レコード会社V社の酔っ払い軍団の一人AN嬢ではないか!なんでここにキミがいるのかねと訪ねてみれば、バッパーズのサード・アルバムがV社から出ている関係で手伝いに来てるとのこと。「さっくこそこんなとこで何してんのよぉ?」と聞かれたが、おいおい、ライブ会場で何してるもなにもないだろうに(^^;)

 とりあえず、そういうことであればハナシは早い「おおNちゃん、キミのような素敵な女性にボクちんは未だかつてこんな形で巡り会ったことがない!きっと神様が幸薄いボクたちに味方してくれたに違いないのだ!ここで逢ったのも何かの縁だし今まで恥ずかしくて言えなかったけどジツはボクちんはキミのことをトテモトテモ愛しているのだからどうかこんなオイラのためにセットリストを一枚ばっかしめぐんでおくんなましィ!」などとまたもや心にも無いセリフを吐きつつ両膝ついて泣く泣く懇願してみると、ガッテンでぇい、んなこたお安い御用でぇい!でぇいてぇいったらでぇ〜いっ!との返答。そういうわけで、ライブ終了後、帰りしなにB1ロビーに赴き、Nちゃんが観に来ていたPANTAやバッキー木場氏達に口説かれ中のところを、無理矢理「おう俺だ俺だ、テメェらどこのオトコだコラァ、俺のオンナに何しやんでぇぃええっ、俺を誰だと思ってやんでぇ、痛い目に会いたくなきゃぁアッチ行けシッシッ!はあはあはあ」とやや逆上気味にハナシを遮って強引にバックの中からセットリストを奪い取り、「フッフッフッ、こっちゃぁ貰うモンさえ貰っちまいやぁ、もうオメーにゃぁ用はねぇんだよ!ケッ、俺の気が変わんねぇうちにとっとと消えちまいなぁっ!あばよぉっ!」と捨てセリフを一発残して、そぼ降る夜露の中そのまま一目散に明治通りを北へ逃走してきたのでありました。

# いやぁ、しかし自分でも呆れるほど長い前フリだわ、何もそこまで書かんでも...(--;)一応お約束で若干の脚色は入ってますんで、関係各方面の皆様は何卒ご了承下さいまし。(__;)

 というわけで、セットリストを極秘裏に入手した手前、書かぬわけにもいかぬ、このような暴挙は断固許すまじ!是非とも白日の下に晒し良識ある国民の審判を仰がねばなるまいっ!という勝手な解釈のもと、土曜の夜だというのに飲みにも行かずにこうしてまたもや独り部屋でバカ文をダラダラと書いてしまっている、今日この頃なのでありました。

# ちなみに、“AZOOMAです。1996 10/12 10;07 Page 01”とFAXのヘッダのようなものが入っているので、きっと吾妻氏本人がシコシコとワープロで打ち込んだのでしょうねぇ。

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コンサート・レポートはこちら。
Boppers Power Station MENU 96.10.12

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