その他のコンサート

Marva Wright

Louisiana Music Factory
April 29

巨体を揺らして力強い歌を聴かせてくれたマーヴァ。店内でのフリー・コンサートだったので時間は短かったけど楽しめた。フェアグラウンズでの公演も観たかったが観れなかった。因みにこの日出たバンドのベーシストはフレディー・キングの弟だということだった。

Clarence "Gatemouth" Brown

マーヴァに続いて登場。彼女が歌っている最中に店に到着し、客の歓声を浴びる。マーヴァも「ゲイトマウスが来たわよ！」と叫び、ゲイトと歌いながら握手。そのゲイトは、この日はピアニストと2人で演奏。僕は、手が届く間近でそのプレイを堪能したが、やはりうまい。ため息が出てしまうほどだ。"C-Jam Blues"辺りが特によかった。ラストで2曲ばかりアクースティックも披露。これは珍しかった。

Lillian Boutte

タワー・レコードの店内演奏。ゴスペル・タッチのリリアンの歌はさすが深みがあってよかった。でも、もっとすごいなと思ったのがピアノを弾いていたエドワード・フランク。彼は、左手が不自由なのだがそんなことを感じさせない快調さだった。彼は、リリアンの新作でもバンドリーダー兼アレンジャーとして活躍している。あと同じダイナソア・レーベルのアーティスト、ローレン・ピックフォード (sax)がバンドに加わっていた。

New Birth Brass Band

この日ルイジアナ・ミュージック・ファクトリーでは、"Brass Band Blow Out"と題して一日中いろんな地元ブラス・バンドが店内演奏を繰り広げていた。ちょうど僕らが覗いたとき演っていたのが彼ら。"Mardi Gras In New Orleans"とかを賑やかに演奏してくれて、楽しいライブだった。ブラス・バンドを間近でみるとすごい迫力だ！

Anders Osborne

彼の出る予定になっていた時間にタワー・レコードに着くと、店内はすごい人だかり。人をかき分けて前の方に進んだ。アンダースはアクースティック・ギターを抱えての演奏で、なかなかいい感じ。ルーツ・ロックとは正にこういうものを言うのかな？混んでいて、あまりじっくりとは聴けなかったのが残念。

The Preservation Hall Jazz Band

以前から好きなバンドだったのだが、前回僕がニューオーリンズに行ったときには観れなかったのでこれが初めて。それもホームグラウンドで観れるとあっては嬉しい。CBS盤に入っているメンバーはもう1人も残っていないようで、ちょっとがっかりした。でもまぁ、多くの人は、もしまだ演っていたら90歳超えてるもんね。しょうがないかな。でも、若返った今のメンバーでもオリジナル・メンバーのスピリットをしっかり引き継いだ音をしていたので、安心した。それにしても狭い会場に人がたくさん寿司詰めで疲れた。

因みに行かれた方はご存じでしょうが、このホールは正確に言うとホールというよりはただの倉庫のような狭いところです。飲食物などは一切出てきません。薄暗い部屋の中で、本当に音楽を聴くだけです。録音、録画およびフラッシュ撮影は禁止です。結構うるさいので注意しましょう。入場料はご覧の通り安いですが、8年前に行ったときは$2でした。

とこんな風に挙げていったら切りがないが、毎日毎晩なんかしらのコンサートを観ていたというわけです。