2014/9/18
アンディ・フェアウェザー・ロウ来日公演レポート ロック
昨年9月に続くアンディ・フェアウェザー・ロウの来日公演。自身のバンドでの来日は今回が2度目となります。三夜公演の初日2部を見ました。彼は60年代末のエイメン・コーナーでの活動に加え、70年代にはソロで"Wide Eyed And Legless"のヒットを生んだことで知られる英国のギタリスト、シンガー。僕は、エリック・クラプトンやロジャー・ウォーターズのサポート・メンバーとして何度か見たことがありましたが、彼自身のライブは今回が初めて。
1980年のソロ作「Mega-Shebang」より、ノリノリなロックンロール、"Hard Hat Boogie"でライブはスタート。冒頭からかなりの熱唱、熱演です。クラプトン・バンドのときとは、まるで別人の様に弾けていたのが印象的でした。ギターも小気味よいフレーズがびしばし決まります。ソロの曲に加え、エイメン・コーナー時代の曲あり、ブルースあり、スピリチュアルありと非常にバラエティに富んだ内容で楽しませてくれました。ブルースは、ジミー・リードやアーサー"ビッグ・ボーイ"クルーダップ等の曲で、オリジナルの人達よりは、随分かちっと決めている印象ではありましたが、なかなか力が入っていました。
演奏はエレキとアコギがおおよそ半々くらい。ぐいぐいとアグレッシヴに引っ張るエレキ・ナンバーとは対照的にアコギの楽曲ではギターの繊細な響きが際立ちました。特に"Glory, Glory"と”Will The Circle Be Unbroken”というスピリチュアルのメドレーでは、ニック・ペントロウがクラリネット、デイヴ・ブロンズがアップライト・ベースに持ち替え、トラディショナル・ジャズのコンボを聴いている様な古きよきアメリカン・サウンドが気持ちいいこと。"Wide Eyed And Legless"では、ハイトーンな歌声も決まっていましたね。
"Tequila"から"Apache"、"Hideaway"とインストを畳み掛ける様に弾き倒し、賑々しくラストを迎えました。続くアンコールでは、「僕自身大好きなエイメン・コーナーの楽曲」と言ってお馴染みの”(If Paradise Is) Half as Nice”を披露。美しい余韻を残して終演を迎えました。
正直言って1時間強という演奏時間は短いかなとは思いましたが、短めな曲を間髪入れずどんどん繰り出すし、演奏も素晴らしいので、物足りなさはあまり感じませんでした。しかし、思ったよりお客さんの入りはよかったですね。クラプトンのファンも結構いたのかな。期待以上の内容でしたし、また見たいです。
----
Andy Fairweather Low & The Low Riders
Fri., Sept. 12, 2014, 2nd set
21:00-22:07
(22:01- encore)
[setlist]
1. Hard Hat Boogie
2. Baby What You Want Me To Do
3. Life Ain't No Competition
4. I'll Get You
5. Rocky Raccoon
6. Wide Eyed And Legless
7. I Don't Need
8. So Glad You're Mine
9. Glory, Glory
10. Will The Circle Be Unbroken
11. When Things Go Wrong (It Hurts Me Too)
12. If I Ever Get Lucky
13. Gin House (Me And My Gin)
14. Tequila
15. Apache
16. Hideaway
-encore-
17. (If Paradise Is) Half as Nice
Tracks 4, 5, 6, 9, 10, 11, and 17 - with acoustic guitar
[Personnel]
Andy Fairweather Low - vocals, acoustic & electric guitars
Nick Pentelow - tenor & baritone saxophone, clarinet
Dave Bronze - electric & upright bass, vocals
Paul Beavis - drums
【公演日程】
2014年9月12日(金)〜9月14日(日)
東京・コットンクラブ(COTTON CLUB)
12日(金) 18:30 / 21:00 2回公演
13日(土)、14日(日) 17:00 / 20:00 2回公演
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/andy-fairweather-low/
1980年のソロ作「Mega-Shebang」より、ノリノリなロックンロール、"Hard Hat Boogie"でライブはスタート。冒頭からかなりの熱唱、熱演です。クラプトン・バンドのときとは、まるで別人の様に弾けていたのが印象的でした。ギターも小気味よいフレーズがびしばし決まります。ソロの曲に加え、エイメン・コーナー時代の曲あり、ブルースあり、スピリチュアルありと非常にバラエティに富んだ内容で楽しませてくれました。ブルースは、ジミー・リードやアーサー"ビッグ・ボーイ"クルーダップ等の曲で、オリジナルの人達よりは、随分かちっと決めている印象ではありましたが、なかなか力が入っていました。
演奏はエレキとアコギがおおよそ半々くらい。ぐいぐいとアグレッシヴに引っ張るエレキ・ナンバーとは対照的にアコギの楽曲ではギターの繊細な響きが際立ちました。特に"Glory, Glory"と”Will The Circle Be Unbroken”というスピリチュアルのメドレーでは、ニック・ペントロウがクラリネット、デイヴ・ブロンズがアップライト・ベースに持ち替え、トラディショナル・ジャズのコンボを聴いている様な古きよきアメリカン・サウンドが気持ちいいこと。"Wide Eyed And Legless"では、ハイトーンな歌声も決まっていましたね。
"Tequila"から"Apache"、"Hideaway"とインストを畳み掛ける様に弾き倒し、賑々しくラストを迎えました。続くアンコールでは、「僕自身大好きなエイメン・コーナーの楽曲」と言ってお馴染みの”(If Paradise Is) Half as Nice”を披露。美しい余韻を残して終演を迎えました。
正直言って1時間強という演奏時間は短いかなとは思いましたが、短めな曲を間髪入れずどんどん繰り出すし、演奏も素晴らしいので、物足りなさはあまり感じませんでした。しかし、思ったよりお客さんの入りはよかったですね。クラプトンのファンも結構いたのかな。期待以上の内容でしたし、また見たいです。
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Andy Fairweather Low & The Low Riders
Fri., Sept. 12, 2014, 2nd set
21:00-22:07
(22:01- encore)
[setlist]
1. Hard Hat Boogie
2. Baby What You Want Me To Do
3. Life Ain't No Competition
4. I'll Get You
5. Rocky Raccoon
6. Wide Eyed And Legless
7. I Don't Need
8. So Glad You're Mine
9. Glory, Glory
10. Will The Circle Be Unbroken
11. When Things Go Wrong (It Hurts Me Too)
12. If I Ever Get Lucky
13. Gin House (Me And My Gin)
14. Tequila
15. Apache
16. Hideaway
-encore-
17. (If Paradise Is) Half as Nice
Tracks 4, 5, 6, 9, 10, 11, and 17 - with acoustic guitar
[Personnel]
Andy Fairweather Low - vocals, acoustic & electric guitars
Nick Pentelow - tenor & baritone saxophone, clarinet
Dave Bronze - electric & upright bass, vocals
Paul Beavis - drums
【公演日程】
2014年9月12日(金)〜9月14日(日)
東京・コットンクラブ(COTTON CLUB)
12日(金) 18:30 / 21:00 2回公演
13日(土)、14日(日) 17:00 / 20:00 2回公演
http://www.cottonclubjapan.co.jp/jp/sp/artists/andy-fairweather-low/
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