2013/8/31
祝クラレンス・カーター来日 R&B/ソウル

Clarence Carter, 1999, (c)Masahiro Sumori
クラレンス・カーターが日本にやってきます。前回の来日が1986年6月なので、実に27年ぶりの来日です。もう77歳になり、全盛期は過ぎていますが、でもブルース&ソウルのファンには涙!涙!涙!の嬉しい来日ですね。昨年、まさかのキャンディ・ステイトンが初来日。彼女は、日本のステージで夫だったクラレンスのアルバム「Patches」(1970年)のレコーディングときの思い出話をしたりしていました。それを聞いて「クラレンスもみたいなぁ」なんて思っていたら来てしまうとは、素晴らしすぎ。
クラレンスはカルヴィン・スコットとのデュオでの活動後フェイム・レーベルからソロ・デビュー。1967年、アトランティックに移り、ファースト・アルバム「This Is Clarence Carter」をリリースしています。アトランティック時代には"Slip Away"、"Back Door Santa"などのヒットを飛ばしました。
サード・アルバム「The Dynamic Clarence Carter」(1970年)では、エタ・ジェイムズの"I'd Rather Go Blind"をカバーするというなかなか悪い冗談ぶりを発揮(クラレンスは盲目です)。その他、"Looking for A Fox"、"Patches"などの名曲を残しました。1970年にはバンドのコーラスを担当していたキャンディ・ステイトンと結婚しています。(1973年離婚)
その後80年代にはイチバン・レコード所属となり、ヒットチャート入りこそなかったものの、90年代にかけて6枚のアルバムをリリース。"Strokin'"などの名曲を残しました。またイチバン時代に取り上げたフレディ・キングの"Love Me With A Feeling"は、オリジナル・バージョンにはない際どい歌詞が話題になりました。
今回の来日は東京のみなのが残念ですが、彼見たさに地方から駆けつける人もいそうですね。ちょうど昨年、アトランティック・レコードの名作の1,000円廉価盤シリーズで、クラレンスのアトランティックの名作4枚がリリースになりました。これを聴きながら来日公演を待つことにしましょう。
WARNER MUSIC JAPAN: Clarence Carter / クラレンス・カーター
http://wmg.jp/artist/carencecrter/
Clarence Carter
ビルボードライブ東京(六本木)
2013年11月12日(火)、14日(木)
1stステージ開場17:30 開演19:00
2ndステージ開場20:45 開演21:30
自由席 8,500円 カジュアル席 6,500円
発売日 9/12 11amより(Club BBL会員 9/5 11amより)
http://www.billboard-live.com/pg/shop/index.php?mode=detail1&event=8705&shop=1

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