2013/8/15

Japan Blues Festivalレポート  ブルース

ちょっと間が空いてしまいましたが、青森のJapan Blues Festivalのことを書こうと思います。僕は昨年に続いて2回目のフェス観戦。ライブの内容はもとより、フリーイベントならではゆるーい感じと海から吹いてくる潮風の気持ちよさ。このフェスの雰囲気がすっかりはまったのでした。

地元夏祭りの中の1イベントということもあり、見に来ている人は、ブルースファンばかりではないと思いますが、皆思い思いに踊って声を上げて楽しんでいます。

青森の街は、ねぶた祭を目前に控えている時期でもあり、すぐ側の一角では、今年の祭りに登場する山車を制作している様子も見ることができます。僕のようなよそ者には「青森にやって来た」と実感できるフェスでもあるのです。

10周年だった昨年と比べると、ステージは1つだけとなってはいましたが、今年はオーストラリアのデイヴ・ストーン、フィリピンのポール・マーニーと来日勢が多彩になり、より内容に幅が出たように思いました。
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JAPAN BLUES FESTIVAL
日程: 2013年07月18日(木)〜20日(土)
主催:安潟みなとまつり実行委員会(青森商工会議所青年部)
会場:18日(木)17:30〜21:00 道の駅アップルヒル特設会場(青森県浪岡町)(山のブルース 浪岡ステージ)
   19日(金)16:00〜21:00 青い海公園特設会場(青森市)(海のブルース 安潟ステージ)
   20日(土)15:00〜21:00 青い海公園特設会場(青森市)(海のブルース 安潟ステージ)
  (僕は青森市の2日間を見ました)
公式サイト http://www.aomori-yeg.jp/page/page10.html

DAVE STONE http://www.dave-stone.com/
僕は全く初めて聞く人でしたが、現在上海をベースに活動しているオーストラリア人で、かつて日本に住んでいたこともあるそう。アコギの弾き語りで通したステージは、全曲オリジナルで、ブルージーなシンガーソングライター系と言った感じ。特にメタルボディのギターでのスライドが気持ちよく響きました。バンドなくとも、歌もギターも力が入っていました。彼は、今度東京でもライブをやるつもりと言っていたので、楽しみに待っていようと思います。
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PAUL MARNEY and SHUN KIKUTA https://www.facebook.com/paulmarney
ポールは、今回初来日のフィリピン出身のギタリスト。なんとまだ19歳です。フェス常連の菊田さんが是非にということで出演することになったようです。その表情と声はまだあどけない少年のようでもありましたが、さすが菊田さん一押しだけあって、プレイはすごかったですね。結構弾きまくっていましたが、きちんとブルースのツボは押さえている。ヴォーカルもなかなかのものでした。演奏はバックバンドなしの菊田さんとのデュオスタイル。曲は有名どころのカバーでしたが、聴き応え充分でしたよ。
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-Paul Marney & Shun Kikuta: setlist-
1. You Upset Me Baby (B.B. King), Paul on vo.
2. Merry Go Round (Fleetwood Mac), Paul on vo.
3. Thrill Is Gone (B.B. King), Shun vo.
4. The Stumble (Freddie King)
5. Going Down (Don Nix), Shun vo.
6. Little Wing (Jimi Hendrix), Paul on vo.

NACOMI BAND http://www.nacomitanaka.com/
ギターのピエールさん始め、全員が個性的なビジュアル系ブルースバンドとして沸かせてくれたNACOMIバンド。NACOMIさんは、東京ツアーでも、いろんなメンバーとのセッションを聴かせてくれますが、やっぱこのバンドが最高ですね。NACOMIさん、自ら「初心者」と公言するハーモニカもだいぶ板について来たようで、ちゃんと見せ場のひとつになっていました。のりのりだし、かっちょええし、笑わしてくれるし、楽しさ満載のステージでした。金曜日はキーボードの人も入って、更にパワーアップしてました。
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-Nacomi Band: setlist-
1. Big Boss Man
2. Trying To Make A Living
3. Just Like A Fish
4. Grabbed My Heart
5. When You Hold Me in Your Arms
6. Mother-in-Law Blues
7. Sweet Little Angel
8. Tutti Frutti
9. Boogie Thing

[Personnel]
Nacomi (g&v)
ピエール落合 (g)
中山ノビちゃん(d)
永井茂之(b)

SHUN KIKUTA BLUES PROJECT http://www.shunkikuta.com/
菊田俊介をリーダーとする、オールスターのブルースバンドです。メンバーみんなすごい経歴の持ち主なんですが、僕は初めて聴くヴォーカルのTammyを知ったことが最大の収穫でした。一度歌い出すと、存在感が凄かったです。ハスキーでブルージーな歌にぐいぐい引き込まれました。浪速のジャニス・ジョプリンと呼ばれているそうですが、それも納得でした。バンドとしては、まだリハが充分ではないのかなと思わせるところもありましたが、逆にジャム感覚で盛り上げてくれました。
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-Shun Kikuta Blues Project: setlist-
Mr. Air
Ballad for Little Sunshine
Evil Gal Blues (Tammy-vo.)
I'd Rather Go Blind (Tammy-vo.)
Hound Dog (Tammy-vo.)
Today I Sing the Blues (Tammy-vo.)
Got My Mojo Workin' (Shun-vo.)
-encore-
Piece of My Heart (Tammy & Shun-vo.)

[Personnel]
菊田俊介(ギター)
クマ原田(ベース)
マーティ・ブレイシー(ドラム)
祖田修(キーボード)
Tammy(ヴォーカル)

MATTHEW SKOLLER BAND with Special Guest Deitra Farr
http://www.matthewskoller.com/
マシューは、昨年に続いての登場ですが、昨年はルリー・ベルのゲストという形だったのに対し、今年は自分のバンドで堂々のヘッドライナー。やっているサウンドが違う訳ではないものの、気迫が違いました。客を踊らせる、歌わせる、とにかく自分がこのフェスを盛り上げてやると言わんばかりにバンドを、お客さんを、ぐいぐい引っ張ります。バンドもビリー・フリンを始めとするオールスター。ビリーは金曜日の公演では控え目な感じでしたが、土曜日は1曲歌い、ギター・ソロで客席に入って来る熱いところを披露。これは大いに盛り上がりました。

実は僕は今回の来日メンバーを見て一番わくわくしたのが、このビリー・フリンがメンバーに入っていたことでした。映画「キャデラック・レコード」でも弾いていたブルース界きってのセッションマンですから、一度生で見てみたいと思っていたのでした。このビリーさん、金曜日のフェスで僕がNACOMIさんのライブを見ていたとき、ふと気が付けば隣りにいて、ステージを林家ぺーのごとくパチパチ撮っているじゃありませんか。非常にお茶目な人でした。(笑)

ゲストのディートラ・ファーもよかったですね。初めて見る彼女は予想以上にビッグママで、貫禄充分。そのせいか歩くのがきつそうでしたが、ヴォーカルは迫力で聴かせました。彼女が出て来ると、マシューも一歩引いて彼女を立ててましたよ。

マシューのライブは、連日2時間を超える長丁場ながら、ジョニー・イグアナがブギウギピアノで聴かせたり、菊田俊介の飛び入りがあったりと、見せ場満載。土曜日は、全員が参加したジャムもあり、華々しくフィナーレを飾りました。このバンドを見ただけでも青森まで行った甲斐があるというものです。
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-Matthew Skoller Band: setlist-
Instrumental
Everything's Gonna Be Alright (Little Walter)
These Kind of Blues
Get on Down
Chicago Wind
Deitra Farr: When They Really Love You
Deitra Farr: Bad Company
Deitra Farr: I'd Rather Be Gone
Deitra Farr: Black Nights (Lowell Fulson)
Love Her Don't Shove Her
Billy Flynn with Shun Kikuta: I Need You So Bad (Magic Sam)
Honey Hush (with Shun Kikuta)
Boogie Woogie piano by Johnny Iguana with Brian "BJ" Jones
Live Your Life Like That
-encore-
Statesboro Blues (all-star jam)

[Personnel]
Matthew Skoller - harmonica, vocals
Billy Flynn - guitar
Felton Crews - bass
Johnny Iguana - piano
Brian "BJ" Jones - drums
Deitra Farr - vocals

他にも地元のバンド、B.B.ヘッズとサブマリンバンドも場を盛り上げました。ライブが終わる夜9時過ぎには夏とは言え肌寒さがある青森ですが、熱い音楽で連日満腹でした。そして、フェス終了後ものっけ丼で満腹(笑)。地元の海の幸満喫しましたわ。

フェスの写真集は下記を見てくださいね。
Japan Blues Festival 2013
http://www.flickr.com/photos/sumori/sets/72157634794585490/
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