2006/8/24

Maria Muldaurみてきました!  ブルース

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昨日8月23日、マリア・マルダーの来日公演に行ってきました。会場はJZ Bratというジャズクラブで、初めて聞く名前でしたが、渋谷駅そばのセルリアン・タワーに入っている絶好のロケーション。ブルーノートのようにおしゃれなスペースなのかと思いきや、そういう雰囲気もありながら、案外こじんまりしてカジュアル。飲み物食事のメニューもブルーノートよりは気持ち安めでした。ステージは客席と同じ高さで角っこにあり、そんなところから、僕は「すかしたジロキチ」と呼ばせてもらうことにしました。(笑)

看板には、バンド名義はMaria Muldaur & Her Trioとなっていましたが、本人は「今回のバンドはブルース・バンドで、Red Hot BluesianaBandと呼んでいる」と紹介しました。その言葉通り、特にギターのCraig Cafallは、ブルースっぽいギターが光っていました。ギター、キーボード、ドラムスの3人にマリアのボーカルという4人の演奏でした。

ライブはおなじみ"I'm A Woman"からスタート。ベースはいないはずなのに気のせいかベース音が聞こえると思って、よくよく見たら、キーボートの人がベースパートも弾いてました。ローランドのキーボードを右手は生ピアノの音、左手はウッドベース系の音に設定していたのです。本当のベースがあるにこしたことはないけど、さほど違和感はなかったです。ピアノが片手状態なので、ピアノが目立つところはちょっとさびしい感じもしましたが。

「主催者の人がペギー・リーが大好きで、是非彼女の曲をやってくれといわれた」とマリア。前半、ペギーのソングブック「A Woman Alone With the Blues」から2曲を披露しました。"Fever"では、まったりとした歌声がブルージーな雰囲気を作り上げ、また"Everything's Moving Too Fast"では対照的に、抜群のスウィング感でヒートアップしました。「Everything's Moving Too Fast(何でも動きが速すぎる)っていうのは東京のことを言ってるのよ」と冗談も交え、ステージは進行していきました。

そして、リリースされたばかりの新譜から2曲。新譜はボブ・ディランのソングブックですが、まずはこのアルバムを作るきっかけになったというボブの「Love & Theft」収録の"Moonlight"を。マリアがこれを聴いてロマンチックな気分になったと説明したとおり、彼女のバージョンもとてもムード溢れるものでした。これは、この日が世界で初のお披露目だそう。「初めてにしては上出来だったかしら」という彼女に、客席からは歓声があがっていました。

個人的には、この日のハイライトはパーシー・メイフィールドの"Please Send Me Someone To Love"。ゆったりめなテンポで、歌詞にアドリブも加えながら歌われましたが、低音から高音域までの広い声域を使ってのまさに熱唱!高音域こそ若い頃のようには出ませんが、彼女がいまだに歌い手としてすごい実力をもっていることを見せつけた歌いっぷりでした。じーんと来てしまいました。「『世界の人々は仲良くすべき』というこの曲のメッセージがいまだにそうなっていないのは悲しいこと」とマリアはコメントしていましたが、本当にその通りですね。

そして、ステージは終盤へ。熱唱のあとで、語る声が枯れ気味になり、水を飲みながら次の曲の説明をしていました。「1974年にデビュー作を出してから32年の間に33枚のアルバムを作ったけど、結局どんなにいっぱい作品を作っても、お客さんの聞きたいのはいつも同じ3曲なのよね。その3曲でしめたいと思います」とコメントし、まず"It Ain't The Meat"から。客席から大きな歓声がおこると「ほらやっぱりフェイバリットでしょ?」とマリアは笑う。

そして、"Midnight At The Oasis"、"Don't You Feel My Leg"と歌い、マリアはステージをあとにしました。

アンコールでは、1人で出てきて、完全なアカペラで"It's A Blessing"を。渋い余韻を残してライブは終了しました。

とてもいいライブでしたが、マリアのライブにしては、客の入りがびっくりするほど少なかったです。多分30人くらい?トムズキャビンなどの呼び屋さんに比べて、あまりにも今回の来日は宣伝が不充分なのでは?僕だって、人伝えに聞いた情報がなかったら、知らずに済んでいたと思います。雑誌やレコード屋店頭などで、来日情報を見た記憶がないし、呼び屋はホームページすらないようです。

更にビックリしたのは、実はマリアは昨年の12月にも来日していて、このJZ Bratでもそのときやったそう。そんなの初めて知ったよぉ。知ってたら行ったのにね。呼び屋さん、しっかりしてくれぃ!

ライブのあとには、サイン会もあり、せっかくなので、出たばかりの新譜を買ってサインをしてもらいました。前回の来日については、そのときマリア本人から聞きました。"Please Send Me Someone To Love"がすごくよかったので、パーシー・メイフィールドのソングブックをやってほしいと言っておきました。「ペギー・リーにボブ・ディランときたから、そのうちやるかもね」って言ってましたよ。

いままでみた彼女の公演もよかったけど、今回は特に感動しました。まだ、公演は続いているので、行ける人はぜひどうぞ。
予定は http://www.mariamuldaur.com/shows.shtml でね。

以上、レポートでした。セットリストをどうぞ。
Maria Muldaur
JZ Brat, Shibuya, Tokyo
Aug. 23, 2006,1st stage (19:30)

I'm A Woman
Get Up, Get Ready
Fever
Everything's Moving Too Fast
Moonlight
Buckets Of Rain
Bessie's Advice
Please Send Me Someone To Love
It Ain't The Meat (It's The Motion)
Midnight At The Oasis
Don't You Feel My Leg
-
It's A Blessing

Members:
Maria Muldaur(vo)
Chris Burns(p)
Craig Cafall(g)
Paul Ravelli(ds)

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2006/9/3  14:00

投稿者:sumori

Utamさん、このブログもMixiもアップロードしている写真のサイ
ズは実は同じです。Mixiは小さいサムネイルをクリックすると大
きいものがみれます。こっちは、サムネイルも大きいまま載って
しまうようです。

字の大きさは、ブラウザーのメニューで変更できないですか?小
さすぎるようでしたら、IEなどでしたら、ワンクリックで大きく
できるはずですよ。

確かにデフォルトではこっちの方がフォントも大きいようです
ね。

2006/8/25  10:41

投稿者:utam

Blogの方が写真が大きい、字も読みやすいんで
助かります。 HeartOfMineのジャケ、最近の彼女らしくていい上にサイン! パーシーメイフィールドがこの次なら
期待して待ちます。 今度は早めにチェックしておかなくては。。。

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