2007/1/21
バンバンバザール ブルース
19日(金)、仕事を終えて銀座駅にバンバンバザールのライブを観に行ってきました。東京メトロ地下鉄の「メトロ・ミュージック・オアシス」っていうフリーコンサートで、場所は駅のコンコースの一角。年があけたころから、地下鉄の構内や車内にポスターや中吊り広告を目にするようになって、「おお、バンバンバザールなんていうバンドがこんなに目立ってる!」と驚いていたのでした。
更に驚いたのは当日の人出!開始時間の6時にから10分くらい遅れて付くと、どこがステージだかわからないほどの人垣が出来ていて、警備員がロープ張って人の整理をやってました。後からみると、メンバーの頭がなんとか見える。彼らをみるのもとても久しぶりなんですが、その間なんか、人気が出るようなことがあったのでしょうか?ドラマの主題歌を歌ったとか、グラミー賞を受賞したとか、安倍首相のお抱えバンドになったとか、いやまさかね。
思えば、このバンドを知ったのは、ファーストが出たばっかりの頃。当時ちょくちょく行っていた池袋のWAVEの入口で、プロモでライブをやっていたのでした。でも、インストア・ライブなんていうかっこいいものではなくて、立ち止まるスペースもないような狭い入口で、ひたすら地味に演奏してました。「誰も聴いてませんね。でも、構わずじゃんじゃんやります!」とかリーダーの福島がいいつつ、元気よくやってました。なかなか面白かったので、立ち止まってしばらくみてました。福島以外は現在とは全く違うメンバーで、アコーディオンにかわいいおねえさんもいたっけ。
その数年後、ブルース系のイベントで僕がDJをやったとき、彼らがライブをやっていて、一緒になったこともありました。そのときは福島はギターの弦がどんどん切れて行ったんですが、「こんなもん張ってあってもなくても変わらないです。気にせずがんがんやります。」とか言って、張り替えもせず、続けました。そういう心意気は木村充揮のようでもありました。
19日のライブは、その頃とのりは全く変わってませんでした。客からの地味目な曲のリクエスト応えたあとに「佳境に入ってだんだんと盛り下がってまいりました」などと自虐的なギャグを飛ばし、アンコールでは駅長の制服を勝手に拝借して制服姿で登場したり、笑わせてもらいました。しかし、こういうライブでアンコールが出るほど盛り上がるっていうのもすごいことだと思います。
会場そばの駅出口から地上にあがると、そこは銀座不二家本店の前でした。2階のレストランはやっているようでしたが、1階のケーキ屋さんはお詫びの貼り紙がしてあって、閉まっていました。なんだか淋しいですね。張り紙には「ペコちゃんのいイラストとがんばれ!」のコメントの落書きがありました。一時的閉鎖は仕方ないけど、はやいところ態勢立て直して復活してほしいです。
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