2013/4/2

シュギー・オーティス、59歳にして復活。来日公演レポート  ブルース

期待3割、不安7割くらい?いや2割、8割くらいだったかも。シュギー・オーティスの来日公演。70年代のソロ作以降、殆ど目立った動向が伝わって来なかった人ですから、同じ様な心境で会場に向かった人が多かったのではないでしょうか?

1971年に父親ジョニー・オーティスのバンドの一員として初来日。1989年7月には、山岸潤史、ボビー・マクルーアらとのセッションで来日しており、今回はそのとき以来、約24年ぶりの来日となります。ソロ・アーティストとしては初です。

定刻通りにステージに現れたバンドの面々。勿体ぶることもなく、シュギーも一緒に出てきました。黒い服に黒のレザーブーツ。近影よりも短めな髪をオールバックにし、ビシッと決めている。おお!思ったより元気そうです。

ドウモアリガト!と開口一番日本語であいさつしたシュギーは、"Inspiration Information"からライヴをスタート。ホーンセクション3人付きの7人編成のバンドで、音の層は厚い。なかなかいい感じです。メンバーには弟のニック・オーティス(ds.)、息子のエリック・オーティス(gt.)もいます。シュギーはなかなかの熱唱ぶり。もちろんアルバムでも歌っているけど、あまり「歌手」というイメージではなかったので、新鮮でした。

しかし、ギター・ソロになると、いきなりミスタッチがあったり、音がきちんと出ていなかったり、ちょっと「およよよ?」と思ってしまう状況。あー、やっぱりブランクがありすぎたのか?幸いプレイも次第に切れが出てきて、速弾きフレーズも気が付けば、さらさらとプレイしていました。安定感という点では、不安は残るものの、ギターの腕前は落ちていないようです。

ギターはテレキャスター系のナチュラル色のソリッドギター。上の方から眺めていたら、彼の前にはワウと思われるペダル2つを含む9つのエフェクターが床に直置きでずらずらと並んでました。

3枚のソロ作に加え、今度リリースとなる未発表曲集「Wings of Love」の曲目も含め、ライヴは進行します。6曲目で、ギターをセミアコ(恐らくエピフォン)に持ち替え、ブルースをやりだすとプレイの切れ味は格段にアップしました。ソウル、ファンクなどいろいろやる人だけど、やはり基本はブルースなんですね。B.B.キングばりのソロが冴えわたっていました。

アンコールはやはり"Strawberry Letter 23"。しかし、この曲は彼の一番有名な曲とは言え、締めにはちょっとなぁと思っていたら、最後は"Ice Cold Daydream"でファンキーにド派手に締めてくれました。ジミヘンばりにグイングイン弾きまくり、しまいには床に寝そべってプレイする白熱ぶり。まだバックの演奏が続く中、いきなりギターをステージ上に置いて去って行ってしまうというやや唐突な幕切れではありましたが(ここら辺はエキセントリックな性格なのかな?と思わせました)、充分存在感を示してくれたと思います。

新しい作品を作ってまた来てほしいと思いました。祝復活、祝来日!

Shuggie Otis
Billboard Live Tokyo
March 31, 2013
2nd set

[Setlist]
( )内は収録アルバム
1. Inspiration Information (Inspiration Information)
2. Tryin' To Get Close To You (Wings Of Love)
3. Sparkle City (Inspiration Information)
4. 〜Miss Pretty (Inspiration Information, *bonus track)
5. Aht Uh Mi Hed (Inspiration Information)
6. Sweetest Thang (Freedom Flight)
7. Me & My Woman (Freedom Flight)
8. Picture of Love
9. Wings of Love (Wings Of Love)
10. Doin' What's Right (Wings Of Love)
-encore-
11. Strawberry Letter 23 (Freedom Flight)
12. Ice Cold Daydream (Freedom Flight)

19:30 - 20:50 showtime (20:40 - 20:50 encore)

[Personnel]
THE SHUGGIE OTIS RITE
Shuggie Otis - guitar, vocals
James Manning - bass
Russell Stewart - keyboards
Eric Otis - guitar
Albert Quon Wing - tenor sax
Michael James Turre - baritone sax, flute
Larry Douglas - trumpet
Nick Otis - drums

【来日公演情報】
http://billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8389&shop=1
2013年3月31日(日)、4月1日(月) ビルボードライブ東京 (各2回ステージ)

【その他のレポート】
シュギー・オーティス@ビルボードライブ東京 2013.3.31 (sun)
A Challenge To Fate
http://blog.goo.ne.jp/googoogoo2005_01/e/f63f05b40248c48cc4bb446530010fae

Shuggie Otis @ビルボード東京 2013.4.1 2nd Stage
Takashi Ikegamiさん
http://aaranbee.blog29.fc2.com/blog-date-20130402.html

オーディエンスも放心、シュギー・オーティスの火を噴くような轟音
BARKS(写真付き)
http://www.barks.jp/news/?id=1000088929


【公式サイト】
http://shuggieotisofficial.net/

※セットリストはソニーミュージックよりご提供いただきました。ありがとうございます。第1部も曲目は全く同じだったとのことですが、アンコールはなく、"Strawberry Letter 23"と"Ice Cold Daydream"は通常の曲目として演奏されたそうです。
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