2016/12/24

BLUES & SOUL RECORDS 133号発売  BSR誌

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2016年もあと僅かというタイミングで、ローリング・ストーンズの新譜「Blue & Lonesome」が実に11年ぶりのスタジオ作という話題になっています。前作「Bigger Bang」からそんなに経ったのかなぁと思ってしまいましたが、確認したら確かに2005年なので、11年前ですね。時の経つのは早いですね。11年も経ってまだ新譜を出すのはある意味すごいことです。

今回の新譜は全曲ブルースのカヴァーということで、ブルース&ソウル・レコーズ誌では「ザ・ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム』を聴く!」と題した巻頭特集を組んできました。付録のCDでは、ストーンズが新譜で取り上げた全12曲をアルバム収録順にオリジナル・アーティストの演奏で収録しています。リトル・ウォルター4曲、ハウリン・ウルフ2曲を初め、オーティス・ラッシュ、ジミー・リード等々、どれも名曲ぞろいです。他ジェイムズ・ブラウン特集も。これは彼の没後10周年企画だそうです。これももうそんなに経ったのかと思っちゃいますね。

僕は、「語りたい逸品」コーナーでこのブログでも紹介したジェイムズ・ブッカーの映画「Bayou Maharajah」のDVDについて書きました。映画の内容もさることながら、このDVD、パッケージも結構力入っているので、ニューオーリンズ・ピアノのファンは特に要注目ですよ。ニューオーリンズ・ピアノ続きで、CD評コーナーではDr.ジョンのトリビュート・ショーのライヴ・アルバム「The Musical Mojo of Dr. John: A Celebration of Mac & His Music」のリヴューも書きました。このアルバムも非常にいいのでお薦めです。CDのみのエディションとDVD/Blurayが付いているものがありますが、映像作品としても見応えがあるので、ちょっと高いですがぜひDVD/Blurayを!

ニュースコーナーもいつもの通り書いていますが、今回は非常に訃報が多かったのが寂しい限りです。

ブルース&ソウル・レコーズ133号、本日2016年12月24日発売です。是非お手に取ってみてくださいね。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 133
2016年12月24日発売
定価: 1,800円+税
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-133

表紙 ローリング・ストーンズ

特集 ザ・ローリング・ストーンズ『ブルー&ロンサム』を聴く!
11年ぶりの新作スタジオ・アルバムは全編ブルースのカヴァー! 発売直後から大きな話題となっている本作を、本誌ならではの切り口で紹介、解説します。特集と連動した付録CDには、『ブルー&ロンサム』でカヴァーされたブルースのオリジナルを全12曲収録!

★無計画ブルース・アルバム『ブルー&ロンサム』
★【クロス・リヴュー】『ブルー&ロンサム』を聴く
 1. 溢れる出るブルースは表の世界へ向かう力[妹尾みえ]
 2. 潔さと生真面目さ 成熟が生んだポップな表情[日向一輝]
 3. ピュアな憧憬を抱く立ち返るべき地点[柴崎祐二]
 4. オリジナルの魅力を技術と感性で証明[高野祐介]
★『ブルー&ロンサム』でカヴァーされたオリジナル・ブルースマンを知る
*リトル・ウォルター
*ハウリン・ウルフ
*ジミー・リード
*エディ・テイラー
*ライトニン・スリム
*オーティス・ラッシュ
*マジック・サム
*リトル・ジョニー・テイラー

【付録CD】I’VE GOT THE BLUES
ローリング・ストーンズ新作『ブルー&ロンサム』でカヴァーされたブルースのオリジナル版を全12曲、同作と同じ曲順で収録しました。ストーンズを魅了したブルースの数々をお楽しみください。
(音源提供:ユニバーサルミュージック、Pヴァイン)
1. LITTLE WALTER: Just Your Fool
2. HOWLIN’ WOLF: Commit A Crime
3. LITTLE WALTER: Blue And Lonesome
4. MAGIC SAM BLUES BAND: All Of Your Love
5. LITTLE WALTER: I Got To Go
6. LITTLE JOHNNY TAYLOR: Everybody Knows About My Good Thing (Pt.1)
7. EDDIE TAYLOR: Ride ‘Em On Down
8. LITTLE WALTER: Hate To See You Go
9. LIGHTNIN’ SLIM: Hoo Doo Blues
10. JIMMY REED: Little Rain
11. HOWLIN’ WOLF: Just Like I Treat You
12. OTIS RUSH: I Can’t Quit You Baby (take 2)

第2特集 ジェイムズ・ブラウン没後10年
★JB劇場は続く/JB没後10年に寄せて 中田 亮(SHOUT!/オーサカ=モノレール)
★JBファンクを解く/ドキュメンタリー・フィルム『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』
★JBライヴ・アルバム・ガイド/ユニバーサルミュージックによる没後10年記念企画、JB傑作ライヴ・アルバム紙ジャケット復刻シリーズ9タイトル

【その他の主な記事】
● ベスト・アルバム2016/本誌が選ぶ2016年の大推薦作品
●[インタヴュー]サニー・ランドレス【主要ディスクガイド付】
●[インタヴュー]リー・フィールズ
●[インタヴュー]ザ・たこさん
●[語りたい逸品]オーティス・レディング 未発表音源含む完全版『Live At The Whisky A Go Go - The Complete Recordings』
●[語りたい逸品]ジェイムズ・ブッカー 初のドキュメンタリーDVD『Bayou Maharajah』
●[語りたい逸品]ビッグ・ボーイ・クルーダップ 5枚組ボックス・セット『A Music Man Like Nobody Ever Saw』
● TKソウル/ディスコ・リイシュー・シリーズ第3期/ベティ・ライト、The J.B.’s、ポーレット・リーヴス他、全11タイトル
● 新作アルバム・リヴュー──リー・フィールズ&ジ・エクスプレッションズ/ルリー・ベル/ロバート・フィンリー 他

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第17回 絶妙なさじ加減─スモーキー・ロビンスンとミラクルズ
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「WILLIE COBBS / Mr. C’s Blues In The Groove!」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.62 「USA」
☆ ゴスペル・トレイン「レイディオ・フォー」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.209/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第14回「中井保文」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/10/25

BLUES & SOUL RECORDS 132号発売  BSR誌

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今日10/25はブルース&ソウル・レコーズ誌の発売日です。表紙がビートルズというのは、この雑誌からすればメジャー昇格感が半端ないですが(笑)、「ブルース&ソウルのアーティスト達が取り上げたビートルズ」という、本誌らしい切り口の巻頭特集です。英エイス・レコードが、「Black America Sings」シリーズのビートルズカバー集第2弾「Let It Be - Black America Sings Lennon, McCartney & Harrison」を発売したのを受けての特集。このCDを作ったトニー・ラウンスへのインタビューを始め、bsr 誌おすすめビートルズ・カバー特集をCD付きで展開します。僕も何曲かカバー挙げているので是非見て下さい。

表紙にビートルズと一緒に写っているのは、モータウンのシンガーだったメアリー・ウェルズ。ビートルズのメンバーのお気に入りのシンガーで彼らのツアーの前座も務めたメアリーとのショットを持ってくるとはなかなかいい感じです。

あと、「ブルース&ソウルが流れる店」のコーナーでは、最近僕がよくお邪魔している中野坂上のバー、LODI(ローダイ)を紹介させてもらいました。ルーツロック系の選曲が中心なのでブルース&ソウルのお店というわけではないのですが、マスターはそういう音楽もお好きで、わりかしよくかかります。地ビールがとてもうまいのでおすすめですよ。

さて、先週末はピーター・バラカン氏のライブマジックでサニー・ランドレス他濃い音楽を堪能し、その前の週は今年で28回目を迎えるカントリーゴールドフェスを熊本で見てきました。それは改めて報告させてもらいますね。

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ブルース&ソウル・レコーズ 132号
2016年10月25日発売
¥1,600+税
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-132

表紙 ビートルズとメアリー・ウェルズ

特集 ビートルズとブラック・ミュージック
来日公演から50年、映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』の公開、公式ライヴ盤のリマスター再発、そして英エイス・レコードからは黒人シンガーたちによるビートルズ・ソング・カヴァー集第2弾が登場と、今年も話題が相次ぐビートルズ。本誌ならではの切り口で、ビートルズの音楽を見つめてみます。

★ピーター・バラカンが語るビートルズとブラック・ミュージック
★ビートルズ・カヴァー・コンピCD制作者、トニー・ラウンス(英エイス・レコード)インタヴュー
★乗り込んだのはロックン・ロール発射台─ビートルズに影響を与えたアーティストたち
★時代を築き上げた創造のキャッチボール─モータウン・レコードとビートルズ
★注視するほど見えてくるソウルズヴィルの影─スタックス・レコードとビートルズ
★天真爛漫にファンキー 五人目のビートルズ─ビリー・プレストン
★ビートルズ・カヴァー50選─本誌ライター10人が推薦する黒人シンガー/ミュージシャンによる独創的なカヴァー

【付録CD】AND WE LOVE THEM - COVERS OF THE BEATLES SONGS
ブラック・ミュージックのアーティストたちによるビートルズ・カヴァーを収録。〈イエスタデイ〉〈イエロー・サブマリン〉〈ヘイ・ジュード〉〈サムシング〉〈ロング・アンド・ワインディング・ロード〉など、あの名曲がソウルフルに、ファンキーに生まれ変わっています。
(音源提供:ワーナーミュージック・ジャパン)

1. ESTHER PHILLIPS: And I Love Him
2. LINDA JONES: Yesterday
3. BLACK HEAT: Drive My Car
4. THE WATTS 103rd ST. RHYTHM BAND / Yellow Submarine
5. FATS DOMINO / Lady Madonna
6. WILSON PICKETT / Hey Jude
7. ARTHUR CONLEY / Ob-La-Di, Ob-La-Da
8. CLARENCE REID / Get Back
9. KING CURTIS / Something
10. ARETHA FRANKLIN / The Long And Winding Road

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]ファンタスティック・ネグリート「黒人ルーツ音楽はポップ・カルチャーのDNAだ」
●[インタヴュー]エディ・スタウト〜イーストサイド・キングス「見過ごされてきた素晴らしいアーティストにチャンスを与える」
●[語りたい逸品]アーロン・ネヴィル『Apache』
●[語りたい逸品]4枚組コンピレーション『Mississippi Juke Joint Blues』
● サザン・ソウル・ディープ・コレクション〜ナッシュヴィルのレーベル、SSSインターナショナルに残されたサザン・ソウル傑作がCD再発
● 新作アルバム・リヴュー──ファンタスティック・ネグリート/イーストサイド・キングス/ボビー・ラッシュ/ケニー・ニール/リル・エド&ブルース・インペリアルズ/キャンディ・ステイトン 他
● 子供たちにブルースを! BLUES CAMP REPORT

【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第16回 特別対談企画 ゲスト 鈴木啓志
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「PHILLIP WALKER & LONESOME SUNDOWN」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.61 「V-Tone」
☆ ゴスペル・トレイン「マリオン・ウィリアムズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.208/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第13回「中田健」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/8/27

BLUES & SOUL RECORDS 131号発売  BSR誌

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表紙 ジャニス・ジョプリン

ブルース&ソウル・レコーズ誌No. 131が発売になりました。この号の巻頭特集は、ジャニス・ジョプリン。ドキュメンタリー映画「ジャニス:リトル・ガール・ブルー(Janis: Little Girl Blue)」が9月10日、日本公開となるのに合わせた企画です。

僕はまだこの映画は見ていませんが、2015年にエイミー・バーグ監督の下で制作され、ジャニスの兄弟たちやバンドメイトなど、彼女に近かった人たちのインタビューから今は亡きジャニスの実像に迫る内容となっているようです。

BSR誌の特集では、この映画についてはもちろん、彼女が取り上げたブルースやソウルの楽曲について深く切り込んでいます。思えば、僕は中学生の頃、ベスト・ヒットUSAでだったか?ジャニスのモンタレーでの映像"Ball 'n Chain"を見てガツンとやられ、高校生の頃は非常によく聞いていました。"Ball 'n Chain"も”Get It While You Can”も”Piece of My Heart”も彼女が歌っていたからこそ、知った楽曲でした。人種を超越したソウルを感じるシンガーだったと思います。

映画の公開についての詳細は公式サイトで http://janis-movie.com/

僕は、「語りたい逸品」のコーナーでアラン・トゥーサンのラスト作「American Tunes」に2ページ渡り書いていますので、よかったら読んでみてくださいね。今回のこコーナーは6枚のディスクを取り上げる大きなコーナーになっています。

個人的には、あとはシカゴのオーティス・ラッシュ・トリビュート・ライヴで本人が久々に公に姿を現したという菊田俊介さんのレポートが嬉しかったです。

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ブルース&ソウル・レコーズ 131号
2016年8月25日発売
¥1,600+税
http://books.spaceshower.net/magazine/m-bsr/bsr-131

特集 ジャニス・ジョプリン─ブルースが開いた扉
ドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』公開記念特集。映画を通して見えたジャニスの姿を、彼女の音楽的ルーツとなったブルース&ソウルとともに、見つめ直します。

★“伝説”を見つめ直すパーソナルな視点
★黒人音楽に体当たりし壁を破った先駆者
★不条理にせきたてられ捕まえたブルース
★「神話の死」後に浮かぶ音楽に向かう真摯な姿
★抜群の相性をみせたジェリー・ラゴヴォイ作品
★ジャニスが愛した21曲─ジャニス・ジョプリンがカヴァーしたブルース&ソウル名曲をガイド
★ジャニス・ジョプリン ディスク・ガイド

【付録CD】Wild About That Thing: When a Woman sing the Blues
女性シンガーたちによるブルース&ソウルの名曲集です。ジャニス・ジョプリンのヴァージョンも有名な〈サマータイム〉や、マ・レイニー、ビッグ・ママ・ソーントンといったジャニスのフェイヴァリット・シンガーがオリジナルとなる曲も聴けます。

1. ZORA YOUNG: Nutbush City Limits
2. DEMETRIA TAYLOR: Big Boss Man
3. ZORA YOUNG: See See Rider
4. BIG TIME SARAH: Summertime
5. ROY RUBINSTEIN'S CHICAGO HOT SIX with KATHERINE DAVIS: I’m Wild About That Thing
6. SYLVIA & JOHN EMBRY: Goint To New York
7. KAREN CARROLL: Spoonful
8. BONNIE LEE: Walking Blues
9. SHIRLEY JOHNSON: 634-5789
10. BIG TIME SARAH: Ain't No Sunshine
11. SHARON LEWIS & TEXAS FIRE: Don’t Play That Song
12. GLORIA HARDIMAN / STEVE FREUND: Let Me Down Easy

【その他の主な記事】
● オーティス・ラッシュ・スペシャル・トリビュート・リポート
●[インタヴュー]チャーリー・ラヴ「ブルースは音楽の中に込められたメッセージ」
●[インタヴュー]リオン・ブリッジズ「いい曲をいかに聴かせていくのかを意識して」
●[インタヴュー]ドン・ブライアントが語るメンフィス・ソウル黎明期
●[語りたい逸品]ウィリアム・ベル『This Is Where I Live』
●[語りたい逸品]アラン・トゥーサン『American Tunes』
●[語りたい逸品]エディ・コットン『One At A Time』
●[語りたい逸品]ザディコ貴重映像2タイトル
●[語りたい逸品]ダン・ペン『Close To Me - More Fame Recordings』
●[語りたい逸品]ジョニー・フラー『Fullers Blues』
●TKソウル・コレクション第2期10タイトル──世界初CD化含むヴァラエティ豊かなラインアップ
● 新作アルバム・リヴュー──コージー大内/ケヴ・モ/アルバート・コリンズ/プロフェッサー・ロングヘア 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第15回 エンタテインメントの全てを凝縮『ソウル・トレイン』
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「BIG MAMA THORNTON / Stronger Than Dirt」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.60 「Loadstone」
☆ ゴスペル・トレイン「サムエル・ケルスィー師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.207/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第12回「パイナップル独りウェイ」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルが流れる店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/6/30

BLUES & SOUL RECORDS 130号発売  BSR誌

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表紙 アルバート・キング

ブルース&ソウル・レコーズ130号が発売になっています。この号の特集は、アルバート・キング。B.B.キングもいいですが、アルバートほどインパクトのある個性的なブルースマンも他にいないと思います。彼のギター・プレイは、ワンパターンなフレージングで、決してうまいというものではないですが、一音聴けば彼と判る圧倒的な存在感と個性。エリック・クラプトンやスティーヴィ・レイ・ヴォーンなど、彼に影響を受けたギタリストは数多くいますが、彼らがアルバートのフレーズを弾いても、本人とは全く違うんですよね。やはりアルバートのプレイは彼しかできない。これは、決定的な魅力です。

アルバートは、ヴォーカルが弱いなどという人もいますが、それは違うと思います。確かに歌もうまいとは言い難いですが、狭い声域で絞り出すような歌声は、すごく心に響きます。これも、他者には真似のできない彼の個性です。

もう彼が亡くなってから20年以上が経ちますが、僕は幸運にも彼を計4回生で見ることができました。初めて見たときの感動はいまだに鮮明に覚えています。あー、本当にアルバートだ。紛れもないあの音だ!とそれだけで感動ものだったのです。こんな人はもう出てこないでしょう。

そんな彼を大々的に特集してくれるなんて嬉しいじゃありませんか。ディスクガイドはもちろん、彼の名曲のカヴァー集のCDも付いていますよ。

僕は、今回は、ジョニー・ウィンターのドキュメンタリー映画DVD「Down & Dirty」のリヴューなどを書いています。この映画は、晩年のジョニーにツアー中も密着してロケしており、来日した際の映像も出てきます。ジョニーの素顔を垣間見ることのできる貴重な内容です。

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ブルース&ソウル・レコーズ 130号
2016年6月25日発売
定価: ¥1,600+税

特集 アルバート・キング─ブルースを生き抜いた巨人
★ダイナミックさと優しさと100%のブルース・パワー
★人種の壁を越える
★無敵のペンタトニックとチョーキングの破壊力
★44才の大転機
★『Born Under A Bad Sign』を聴き込む
★アルバム・ガイド─オリジナル・アルバムから編集盤、発掘ライヴ音源まで
★デルタで触れたもの
★スウィングするセントルイス

【付録CD】A Tribute To Albert King: I Walked All Night Long
〈ボーン・アンダー・ア・バッド・サイン〉〈ザ・ハンター〉〈アイル・プレイ・ザ・ブルース・フォー・ユー〉など、アルバート・キングの代表曲から、アルバートに関連した楽曲のカヴァーを収録。オリジナルに忠実なものから、独自の解釈を施したものまで、多彩なヴァージョンをお楽しみください。

1. CHARLES WILSON: I Walked All Night Long
2. SHEMEKIA COPELAND: Wrapped Up In Love Again
3. PISTOL PETE: Born Under A Bad Sign
4. KOKO TAYLOR: The Hunter feat. ALBERT COLLINS
5. STEVE FREUND: Wild Woman
6. ARON BURTON: I'll Play The Blues For You
7. BONNIE LEE: Breakin' Up Somebody's Home
8. BILLY BRANCH & CARLOS JOHNSON: Don't Throw Your Love On Me So Strong
9. BIG TIME SARAH: Cadillac Assembly Line
10. BREWER PHILLIPS: Laundromat Blues
11. JIMMY DAWKINS: Down So Long
12. SHIRLEY JOHNSON: As The Years Go Passing By

【その他の主な記事】
● イーストサイド・キングス・フェスティヴァル──テキサス州オースティンの新名物ブルース・フェスが今年も開催決定!
●[インタヴュー]ドン・ブライアント「私の人生は素晴らしい旅路だったと思う。この旅がまだまだ終わらないで欲しいね」
●[インタヴュー]スティーヴ・クロッパー「もし俺たちがソウルの製法を形にしたのだとしても、そんなもの、皆にくれてやるよ」
●[追悼]ロニー・マック──ユニークなギター・トーンを放ったブルース・ロックの開祖
●[追悼]ビリー・ポール──ジャジーな唱法で異彩を放ったソウル・シンガー
●[追悼]リオン・ヘイウッド──“メロウ”を持ち味にしたマルチなソウルマン
●[語りたい逸品]書籍『ブルースと話し込む』
●[語りたい逸品]CD『JACK ASHFORD - JUST PRODUCTIONS』
●ロードショウ・オリジナル・マスター・コレクション──世界初CD化含む7タイトルが発売
● ブルーズ・ザ・ブッチャー2年ぶりの新録アルバム〜永井ホトケ隆に訊く
● 言葉がウキウキと躍る、稀有なストーリーテラー、コージー大内がライヴ・アルバムを発表
● 新作アルバム・リヴュー──ビッグ・ウォルター・トリビュート/ジョニー・ウィンター/モータウン 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第14回 抑えられた凄み─カーティス・メイフィールド
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「Henry Townsend / Tired Of Bein’ Misreated」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.59 「Bobbin」
☆ ゴスペル・トレイン「バーミングハム・ジュビリー・シンガーズ」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.206/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
☆ ICHIのチタリン・サーキット最前線
☆ モアリズム ナカムラの20××年ブルースの旅 第10回「マラキン★ポン」
☆ ニッポンの。国内アーティスト新譜紹介/妹尾みえ
☆ ブルース&ソウルの聴ける店
☆ Ain’t That Good News 国内ライヴ/イヴェント情報ほか
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2016/5/26

BLUES & SOUL RECORDS 129号発売  BSR誌

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発売日から1ヶ月経ってしまいましたが、ブルース&ソウル・レコーズが4月25日に発売になっています。遅ればせながら紹介します。今回の特集はアレサ・フランクリンです。オリジナル・アルバムの完全ガイドを含む気合いの入った特集ですので、まだの方はぜひチェックしてくださいね。なんだかんだで、やはりアレサは偉大です。

今回、僕は新作アルバム・リヴューでビッグ・ジョン・アトキンスンという若きブルースマンのアルバムを紹介しています。このアルバムは、カリフォルニアのレコード店Bluebeat Music限定で販売されているものなのですが、リヴュー作候補として持ち込んだところ、編集長も非常に気に入ってくれたので、トップ記事(特選盤)扱いで取り上げる運びとなりました。日本のお店に並んでいない作品としては異例の扱いだと思います。

1950年代のブルース全盛期を彷彿させるいきいきとしたヴィンテージ・サウンドが非常に気持のよい作品です。多くの人に聴いてもらいたい逸材です。

この記事を受けて、ディスクユニオンで輸入してくれたようです。試聴もできますよ。
Big Jon Atkinson - Back Down South
http://diskunion.net/black/ct/detail/1007069232

あと、この号では、3月に初来日したLAのギタリスト、カーク・フレッチャーのインタビュー記事も掲載されています。僕はインタビューには行けなかったのですが、質問作成で協力しました。彼が影響を受けたギタリストの話から、彼が関わったバンド、ファビュラス・サンザーバーズやハリウッド・ブルーフレイムスの話まで2ページに渡って掲載されています。今後も要注目の存在だと思います。

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BLUES & SOUL RECORDS NO. 129
2016年4月25日発売
定価: 1,600円+税

表紙 アリサ・フランクリン 女王はただひとり

★やっぱり、どうしようもなくリスペクト とても難儀な天才アリサ──話題の評伝から見えるその素顔
★レディ・ソウルは歌う
★アリサ・フランクリンの語り継がれる10曲
★受け継いだ“伝える”技──父C.L.フランクリン師
★道を示したふたり──クララ・ウォードとダイナ・ワシントン
★理解者は好敵手──2人の姉妹アーマとキャロリン
★アルバム・ガイド〜コロンビアでのデビュー・アルバムから、黄金時代となるアトランティック、アリスタ、最新作まで、オリジナル・アルバムを完全ガイド
★アリサ・フランクリンの主な映像作品

【付録CD】Precious Memories - Popular Gospel Songs of All Time
アリサ・フランクリンがアルバムで歌った〈アメイジング・グレイス〉〈オールド・ランドマーク〉〈プレシャス・メモリーズ〉〈ハロー・サンシャイン〉など、ゴスペル名曲を中心に、10代のアリサによる最初期録音、アリサの歌の原点となる父C.L.フランクリン師の歌も収録。さらに、キング牧師にも大きな影響を与えたといわれる、父C.L.師の説教を完全収録。黒人教会での白熱の説教をご堪能ください。誌面では、その内容をしっかり解説しています。

1. THE HOPSON FAMILY: Hello Sunshine
2. ROSCOE ROBINSON: The Lord Will Make A Way
3. BELL GROVE BAPTIST CHURCH CHOIR feat. KATHERINE CONNER: Old Landmark
4. THE FIVE BLIND BOYS OF MISSISSIPPI: Precious Memories
5. THE NEW BETHEL BAPTIST CHURCH CHOIR: Never Grow Old
6. REV. ANDREW JOHNSON: Amazing Grace
7. THE NEW BETHEL BAPTIST CHURCH CHOIR: I’ve Been In The Storm So Long
8. REV. C.L. FRANKLIN: Your Mother Loves Her Children
9. ARETHA FRANKLIN: While The Blood Runs Warm In My Veins
10. REV. C.L. FRANKLIN: Father I Stretch My Hands To Thee
11. REV. C.L. FRANKLIN: The Eagle Stirs Her Nest (sermon)

【その他の主な記事】
●[インタヴュー]マーサ・ハイが語るジェイムズ・ブラウン JBドキュメンタリー映画が6月に公開
●[インタヴュー]スティーヴ・クロッパー&ルー・マリーニ/ブルース・ブラザーズ・バンド結成の裏側
●[インタヴュー]カーク・フレッチャー/脂の乗ったブルース・ギタリスト初来日
● マイアミ・ソウル総本山 TKレコードを掘り起こす/TKソウル再発シリーズ
● ブルックリンの重要ファンク・バンド、B.T.エクスプレス/アルバム7タイトルが一挙再発
● ドン・ブライント来日公演決定!
●[ライヴ・リポート]キング・ソロモン・ヒックス
● 新作アルバム・リヴュー
ビッグ・ジョン・アトキンスン/メイヴィス・ステイプルズ/ターシャ・テイラー 他


【連載】
☆ 好評連載 トータス松本 1本のカセットから 第13回 圧倒的な人間力─マディ・ウォーターズ
☆ International Music Stroll〜世界の音楽にぷらりと出会おう/ワダマコト
☆ なんてったってインディ・ソウル 蔦木浩一×齋藤雅彦×編集部H
☆ フード・フォー・リアル・ライフ〜歌詞から見るブルース&ソウルの世界/中河伸俊
☆ 小出 斉の勝手にライナーノーツ「Roy Brown / We Came To Party」
☆ リアル・ブルース方丈記/日暮泰文
☆ 鈴木啓志のなるほど! ザ・レーベル VOL.58 「JVB」
☆ ゴスペル・トレイン「C.L.フランクリン師」/佐々木秀俊+高橋 誠
☆ BLUES IS MY BUSINESS no.205/吾妻光良
☆ いづみやの曲追い酩酊談/佐々木健一
☆ 原田和典の魂ブチ抜き音楽
☆ 文聞堂書房〜古書掘りコラム/出田 圭
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