2006/6/2

アラン・トゥーサン見てきました!  ニューオーリンズ

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アラン・トゥーサンの原宿Blue Jay Way公演に行ってきました。今回の来日は新作プロモのために組まれたもので、もともと公演予定はなかったそうですが、本人の希望により急遽実現した一夜限りのショーでした。前回の来日公演が1994年ですから、本当に久しぶりです。告知も満足に行われなかったにも関わらず、各回140枚ずつ用意されたチケットは発売から5日で完売したそうです。小さい会場でしたので、当日券も一切でませんでした。

公演は1部、2部があり、僕は1部の方に。2部には、エルヴィス・コステロが飛び入りしたそうですが、1部はサプライズはなし。トゥーサンのピアノの弾き語りで通した約70分。バンドでの演奏と違い、彼のピアノの技と味をじっくり堪能することができました。プレイの表情が豊かで、ひとりでニューオリンズの空気を丸ごと運んできたかのような空気を醸し出していたのはさすがトゥーサンです。ノリノリなニューオリンズR&Bを演ったかと思えば、クラシックっぽい美しいメロディーも飛び出し、まるでピアノを使って色鮮やかなタペストリーを織り上げているような、そんな感じのライブでした。

ショーは、10分遅れでスタート。トゥーサンは青いストライプのスーツで登場しました。びしっと決めていましたが、やはり履いているのはサンダル。これが彼流スタイルなのでしょうね。

ステージ中央に置かれたグランドに向かいインストでウォームアップしたあと、"Certain Girl"へ。これはR&Bメドレーになっていました。先日ジャズフェスで見たときと同じ曲順のメドレーです。続いて出たー!の"Brickyard Blues"。これいい曲ですよね。"All These Things"などのバラードもじっくり聴かせました。染みるぅー!通常のバンドではあまりやらなさそうな曲も多く、お宝ライブだったと言えるでしょう。

1曲、1曲その曲を誰のために書いたかなど、丁寧な解説をしながら歌うトゥーサン。ライブ最初の方で「英語が判る人はどれくらいいるの?」と客席に問いかけ、手がまばらにしか挙がってないのを見て「これは大変だ!」とおどけてみせるなど、終始リラックス・ムード。彼が東京をきれいな街だと絶賛した際には客席からの反応が少なかったのをみて、「誰か、今のを翻訳して!」笑顔で一言。

"Fortune Teller"の説明では、「これはもともとベニー・スペルマンが歌った曲ですが、ローリング・ストーンズが取り上げて、有名になりました。それは、もうすごいヒットでした。」と解説。「それでも、ライターは私です(笑)」と茶目っ気たっぷりの笑いを見せました。

面白かったは、"Mother In Law"の解説。「歌手はアーニー・ケイドーですが、低音のパートを歌ったのはベニー・スペルマンです。ベニーはあの曲がヒットしたあと、『あれは俺が歌ったからヒットしたんだ』と主張しました。私も彼の主張を信じるようになりました。というのもヒットのあと、彼は豪華な緑色のキャデラックを乗り回すようになりましたから。(笑)ヒットしたのは、ベニーが歌ったから?それともアーニーが歌ったから?いずれにせよ、ライターが誰だったかは無関係のようですけどね。(笑)」
「今度は、そんなベニーの低音ボーカルをフィーチャーした、この曲を彼のために書きました」と言ってやってくれたのが、"Lipstick Traces"。この曲、すごく好きなんです。ほろ苦くほのぼのとした曲調に会場が暖かい雰囲気に包まれました。

新作では"Ascension Day"としてコステロが歌った"Tipitina & Me"("Tipitina"のマイナー調バージョン)は、プロフェッサー・ロングヘアへのトリビュート・メドレーとなっていました。"Tipitina"のオリジナルメジャー調も出てきたし、"Big Chief"も変奏曲的にプレイされ、マイナー調にもなっていました。

アンコールは2曲。照明つきBGMが流れ始める中、鳴り止まない歓声と拍手に応えてやってくれました。これは、予定外だったのかも知れません。新作DVDで聴かせたコステロとのデュエットも印象的だった"What Do You Want The Girl To Do?"、それにワーナー時代の"Soul Sister"。どちらも嬉しい選曲でした。

会場でユニバーサルの方とお話ししましたが、やはり今回のプロモの効果で再来日を実現させたいと考えているそうです。エルヴィス・コステロや中島美嘉のファン層からも、あらたにトゥーサン・ファンが生まれることでしょうし、今回のプロモはメディアからかなり注目を集めているようなので、再来日は遠からずあるんではないでしょうか。期待しましょう!

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掲載のセットリストは、ユニバーサルの方から頂いたものですが、実際にやった曲はかなり違っていました。一人でやっているので、曲目は何とでも変更が効くんでしょうね。ライブ終了時に、トゥーサンは自分の見ていたセットリストを最前列の人にあげていましたが、それには手書きで修正が加わっていたようにみえました。
以下僕がメモったセットリストです。

All of It
Whipped Cream
Medley: Certain Girl - Mother In Law
 - Fortune Teller - Working In A Coal Mine
 - Certain Girl
Brickyard Blues
All These Things
I'm Gone
Tipitina & Me & Fess Tribute
  (Tipitina, Bald Head, Big Chief)
Shoo-Ra
Lipstick Traces
With You In Mind
Southern Nights
Do The Do
Instrumental (Boogie Woogie)
-encore-
What Do You Want A Girl To Do?
Soul Sister
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2006/6/2  13:58

投稿者:utam

Mixiより詳細でしたね。写真もこっちの方が
はっきり見えます。 レポートありがとうございました、

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